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きょーさん!?!?きちゃ~~~!!!ピアスをしてるのか、かっこいいな…紫かと思ったら青だったのきょーさんの色盲が書かれてて「この人天才だろ…。」と個人的に思いました!!!
ホワ!?!?!きょーさぁぁん!!!!!!😭 青っつったららっだぁしかいないよな........ 最初紫って言ってたからコンちゃんかと思ったけど多分らっだぁだよな......
???視点
「では、よろしくお願いします」
自分を預かっている施設の人が、茶色いスーツを着たおじさんに頭を下げている。
小さい頃、両親が死んでからずっと学校を拒んでいたが、とうとう引きずり出されてしまった。
施設の子からも嫌われていたため、この学校では寮生活になるらしい。
「ほら、早く行きなさい…」
背中を押され、スーツを着た人に着いて行かされる。
おっさんの後を追いながら廊下を歩く。
「あ、言うのを忘れていたがね?」
あぁ、また、ピアスや、目のことでなんか言われんのかな__
「ピアスは厳禁なんだ、なんだ…その、」
外してくれないかな…?
「コンタクトはいいからさ?ね?」
ヘラヘラと、媚びを売るような人間。
「…わかった」
仕方なくお気に入りのピアスを外す。
付けていないとなぜか心が落ち着かなくなってしまうので、正直、あまり外したくはない。
でも、厳禁なんだもんなぁ〜…
ここが君の教室だと通された部屋は、木造の古い匂いがした。
中に入ると何人もの生徒がこちらを見て座っていた。
地獄みたいな部屋…
黒板とやらの前に立たされ、自己紹介を求められる。
「あ〜…金豚京谷…です…よろしk」
少しの緊張で大量の注目を何処かへ飛ばそうとしていると、ふと、視界の端に映る色があった。
みんながこちらに注目しているのに、なぜか窓の外を見ている、そんな…
紫…?
いや、あれは…
「青…」
「じゃあみんな、仲良くしてあげてくださいね」
『は〜い』
朝のホームルームとやらが終わり次第、俺は彼に話しかけたかった。
だが、表状『転校生』となっている俺は、すぐにクラスメイトに囲まれてしまった。
クラスメイトと言うか、なぜか女子が大半やけど…
『ねえねえ、金豚君はどんな食べ物が好き?』
『よければ今日一緒に帰らない?』
『綺麗な目の色、カラコン入れてる?』
色んな質問が、色んな方向から飛び交ってくる最中、俺は先の彼のことで頭がいっぱいだった。
彼はとっくの前に教室を後に何処かへ行ってしまっていた。
「なぁ、教えて欲しいことがあんねんけど…」
『ん?なぁに?』
近くにいた女子に聞いたところ、アイツには近寄らん方がええと言った。
なんで?と追求するも、なぜか口を結ぶ彼女らに、俺は大体察した。
そして、数秒間の間を置いて返ってきた答えが…
『みんなとは『違う』から…』
俺は教室を抜け、廊下を全速力で走る。
何が違うだ、何が気持ち悪いだ…そんなの…
「俺も一緒みたいなもんやろ…w」