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「まじですか」
「あぁ、これから先、可能道力組織は君を
欲すだろう」
「いやいや…そんな」
「そうだ鰄郎、こいつを使いや、あの事件も
解決できるんじゃねぇの?」
ハッとした顔で、咲香乃が言った
治が、頭にはてなマークを浮かべて言った
「なんです?それ」
「まぁまぁ、それは後で」
「んまぁ、そうだな」
そうして、俺たち3人は、可能道力組織の家
へ向かった
「そういえば、メンバーってどんくらい
いるんですか?」
「んー?、まぁ俺と咲香乃くん含めて6人
かな」
「え!?少な!」
治は、驚いた、6人でやりくりしてるのか
「よぉし!着いた」
そこにあったのは、そこらにならんである
一軒家とは全く違いが見つからない、ふつーの
家だった
「行くぞ」
咲香乃がそう言って、家の中に入っていった
家の中に入ってっても、結局中も
想像通り、普通だ、人の気配もない
「そうだ、せっかくだからやってみて
ここに手をかざして」
「え?はい」
俺が手をかざした瞬間、したから霧が吹き出し
壁が扉のようになって開いた
「凄、近未来的」
「なーに、最近はこういうのも少なくない」
そう言うと、2人は階段を降り始めたので
慌ててついていった
すると、ひとつの小さい扉が目に入った
「さぁ、扉を開けて」
「ハ、ハイ」
ガチャ…と音がした
「あ、鰄郎さん、あの時織治…という人
ですか?」
「あぁ、そうだ、彼は大きな戦力だよ」
パソコンを打っている人が、第一に反応した
「そうだなー、まずは1人ずつ紹介しよう」
そして、鰄郎はそのパソコンを打っている
人を連れてきた
「あの、僕は界乃朔太朗と言います
主に情報収集や、尋問、スパイ活動など
をしています、仲良くしてくださいね」
「はい、お願いします」
見た感じ、優しそうな人だけど
そんなことするんだなぁ
「よし、それじゃあ次!」
次に鰄郎さんは、書類を整理している女の
人を連れてきた
「私は中島優愛って言います、北海道出身
です!よろしくお願いしますね」
「はい、お願いします!」
「うん、いいね、」
ここまでは良かったのだが、鰄郎さんが
なにか嫌な顔をした
「んーー、次は彼か…」
鰄郎さんは次に、足を組んで本を読んでいる
人を連れてきた
「…中原」
「よ、よろしくお願いします」
その人は苗字だけ言って自分の所へ
戻った
感じの悪い人だなぁ
「以上!」
「あれ、もういないんですか?」
「そう、可能道力組織は少ない人間で
やりくりしているんだよ…」
「なんかすみません」
「つーか鰄郎、さっさとあの事件について
話そうぜ」
「あぁ、そうしよう」
いきなりさっきとの雰囲気が変わった
「ところで治くん、クロネアって知ってる
かい?」
「いやぁ、わからないです」
「そこの構成員が君のことを狙ってる」
「え?」
俺は特に心当たりがなかったので困惑した
いつやらかしたんだか
「どうやら組織のまぁまぁ偉い高羽って
やつを君が殴ったらしいね、本当かい?」
「いえ、そんな記憶はどこにも…ん?」
俺は、ひとつの記憶が底から蘇った
「あ…」
「やっぱりか、高羽は君のことを殺す
つもりだよ」
「まぁ、確かに妙な気配はしましたけど、
急に消えたんですよね」
「そうか」
すると、咲香乃が口を開いた
「高羽は組織の中でも強い方だ、しかも
多くの人間を動かす権力がある」
「鰄郎、どうする気だ」
「あの」
俺は、質問した
「クロネアのことは、少しあとにして
その事件の話にしませんか?俺も知りたい
ですし」
「そうだね、その事件は今から3ヶ月前
、午後4時半に札幌駅前で起きたことだ」
「犯人は被害者を人混みの多い中で刺し、
殺した…という事件だ」
俺は違和感を抱いた
こんなに単純な事件なら、警察が解決しているのではないか…?
「ただ、なかなか簡単そうに見えて厄介
でね、苦戦しているんだ」
「簡単そうに見えて厄介…?」
「あぁ、実はもう逮捕されている」
俺はますます理解ができなかった
「だけどね、それは数少ない証言者
によるものとは大きく異なるんだ」
「それは身代わりってやつですかね、」
「いや、それについて俺達も調査を
行ったが、何も身代わりの証拠は
出てこないんだよ」
「…そういえば」
「能力ってなんなんですか?もしかしたら
それが関連しているのかも」
「あぁ、能力というのは最悪な人生を
送ったものにだけ与えられるギフトだよ」
「最悪な人生…ギフト…?」
「まぁ、君が生きている内に分かるさ」
「それは色々な種類があってね、
攻撃系、救助系、隠蔽系、とかかな」
「…おそらく犯人は能力で身柄を
隠しているんでしょうね」
「だからね、それについて今から再度、
聞き込みを行う、準備をしたまえ」