「よし!みんな、聞きこみ調査だ、あの事件
のことは覚えているね?」
「はい、鰄郎さん」
「さすが界乃君、それでは、Aチーム、
Bチームに分ける。Aチームは」
Aチーム
・界乃朔太朗
・中島優愛
・時織治
「まぁ、安定してるねー、次はBチーム!!」
Bチーム
・鰄郎
・咲香乃
・中原
「ということで、まずはAチームは札幌駅の
南、Bチームは北を調査するよ」
「全員、無事を祈るよ」
こうして、8時頃に調査が始まった
「いやー、札幌駅は久しぶりだな、やっぱ
デカくて色んなのがあるのがいいんだよな」
「そうですねー、そういえば界乃さん、
能力って、簡単に人に話しては
いけないんですか?」
「まぁ、そうだね、そこから自分の能力
の情報が広がって不利になることなんて
ざらにあるしね」
「てか、そんなに能力について気になる?」
あれ、少し疑われてる?
まぁ入社してすぐだし、無理もないか
「まぁ、初めて聞くし、都市伝説か
なんかだと思ってたんで、実在している
ことについて驚いたんです、自分にも
あるかなー」
「能力は、ない方がいいよ」
「?、なんでです?」
「能力は、最悪最低な人生を歩んだ
人間のみに与えられるからね」
「あー、それは鰄郎さんに聞きました、
でも最悪な人生を歩いてる人なんて
日本中いません?」
界乃さんは、悲しい顔を浮かべて言った
「最悪の程度が違うんだよ、本当に、
本当に最悪な人生な者にだけ…」
そこで、中原さんが間に入った
「界乃さん、あまりそういう表情は
しないどいてください、時織さんも、
能力についての深追いはやめてください。」
「え、あ、ごめんなさい…気をつけます」
ちょっと触れたらまずかったか
よくやらかすんだよな、俺
「ん?」
すると、駅内を歩く、ある男に違和感を持った
「あの男…追跡しましょう、」
「どうしたの?治くん」
そう言って、界乃さんもその男を
見た
すると、界乃さんの顔が険しくなった
「そうだね、バレないように気をつけて…」
一方その頃、Bチームは…
「咲香乃くん、なにか見つかりそうかい?」
「いーや、なんも、」
鰄郎は、中原を見て面倒くさそうな
表情を浮かべた
「ちょっとー中原くん、城〇ラは仕事の
後にしてよー」
「今は無理です…もう少しで勝てそうなんで」
「全く…」
鰄郎は深いため息をついた
「わかった、今ゲームをやめて、調査に
協力するならば、1万課金させてやろう」
「…本当です…?」
中原の雰囲気が変わった
「そうですね、まずはあの事件の
1番現場に近かった人間に再度調査を
行います」
「まぁ、それはいいと思うが、
どうやって聞くんだ?」
咲香乃が質問した
「その人らの家凸ります、少し、待っといて
ください」
その男は身長が高く、180位は
あっただろうか…
とにかく、とにかく怪しい、俺の勘が
そう言っている
「中島さん…今」
「わかってますよ」
そういうと、中島さんは人差し指を
地面に着けた
なんと、そこからすごく細い影が
その男目掛けて走った
影が男に接触しようとした瞬間
男は地面を踏んで、影を破壊した
「確定だね」
「確定?」
「はい、あれは能力持ちにしか察知
できません、あの影は人間の危機察知を
無理やり引き出すんです、能力者限定で」
男は、方向を変えて、トイレに入った
「界乃さん、行きましょう」
そう言って向かおうとした僕の服の袖を、
界乃さんが引っ張った
「ダメだ」
「え、なんでですか」
「多分あれは罠だ、自分が追跡されている
ことに気づいたのかも」
「まず、言っておきたいことは、追跡する
時は必ず相手が能力持ちかを確認してね
、ろくに確認せず突っ走って死んだ
人間を僕は何人も見てきた」
すると、ついにトイレから男が
出てきた
コンコン…
中原は、とある一軒家に訪れた
「少し待っていてください!」
…
「すみません、お待たせしました、
どのようなご要件…で…」
「お宅の拓真君にお話を伺いたい、
いますか?」
中原はなるべく丁寧に対応した、だが
「帰ってください」
そう言ってドアを閉めようとするが、中原は
間に足を挟んで阻止した
「っ…」
「お願いしますよ、あの事件について
再度調査を行っている所だ」
「分かりました、ただ、拓真の近くに
私もいさせてください」
「当然です、では、失礼します」
そう言って、2階の拓真の部屋の前に
ついた、すると母親が
「拓真ー、ちょっといい?」
ドン!!
瞬間、いきなり拓真が飛び出し、中原の
腹にぶつかった
「ぐ…お前…!」
中原の服が、みるみる赤くなる
拓真は、包丁を握っている
ドッ…
中原は前蹴りをして拓真を引き離した
(クソが、ちゃんと刺さってるから下手に
抜けない…しかも、このままじゃ失血死
だ…)
「仕方がない」
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