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怨霊「そろそろ来るかな～？」

怨霊「おっ！」

霊夢「･･･。」

魔理沙「･･･。」

怨霊「ふむふむ君達2人に」

紫「･･･。」

怨霊「あの時の賢者様かぁ！」

怨霊「1人くらいはいいよ～」

怨霊「さてさて、早速だけど」

始めようか♪

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昨夜―

霊夢「陰陽玉に、霊力を…」

霊夢「ふぅ、このくらいかしら」

霊夢「あんまり入れるとこの先奴と戦えなくなるし」

霊夢「これに”あの手紙”と…」

霊夢「･･･。」

紫「っ、」

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魔理沙「恋符『マスタースパーク』！」

怨霊「いたた、結構な火力だね～」

魔理沙「くっ、かすり傷程度かよ！」

怨霊「まぁね♪」

魔理沙「ならこれはどうだ！」

魔理沙「魔符『ミルキーウェイ』！」

怨霊「広範囲攻撃！？」

怨霊「うわわ！」

霊夢「アイツ…！」

怨霊「今のは結構効いたよw」

魔理沙「(その割には平気な顔してやがる…)」

怨霊「じゃあ、」

今度はこっちからいくよ？

魔理沙「な、早っ…」

怨霊「呪符『××××××』」

魔理沙「うわぁぁぁぁぁ！？」

霊夢「魔理沙！」

霊夢「夢符『二重結界』」

紫「っ、境符『四重結界』！」

魔理沙「あ、がっ…」

バタッ

霊夢「っ、」

霊夢「(あの攻撃前よりも確実に威力が上がって…)」

紫「(霊夢と私の結界でも防げないなんて！)」

怨霊「ありゃりゃ、魔理沙もうおしまいなの？」

怨霊「まぁいいや、後であの子に憑いちゃお☆」

怨霊「ん？空になにか浮かんで…」

怨霊「！？」

霊夢「あれは…魔理沙のスペル！？」

ズドーン！

怨霊「ぐっ、あの魔法使いめ…」

魔理沙「へへっ…やっと…当たったのぜ…」

霊夢「魔理沙！大丈夫？」

魔理沙「少し休憩していいか？」

霊夢「もちろんよ休んでて」

霊夢「私が終わらせる」

怨霊「もう少し遊んでから殺してあげようと思ったけど」

怨霊「今すぐ殺してあげるよ」

怨霊「怨念『壊♪∞×××%＊』」

霊夢「っ！紫、魔理沙を！」

紫「わかってるわ！」

紫「(全霊力を使って！)」

紫「境符『四重結界』」

霊夢「私は、お前を今度こそ倒す！」

“夢想天生”！

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怨霊「どこから、そんな力が…」

霊夢「はぁ、はぁ…」

怨霊「私の負けだよ…」

怨霊「でも、君も道連れさ」

怨霊「まぁわかってたみたいだけどね♪」

霊夢「自分の体のことだもの」

怨霊「ふふっ」

シュウ…

霊夢「紫、生きてる？」

紫「なんとか大丈夫よ」

魔理沙「うぅ…」

霊夢「魔理沙！」

魔理沙「霊夢、終わったのか？」

霊夢「ええ、アイツは消えたわ」

魔理沙「そうか」

魔理沙「私、足を引っ張ったな」

霊夢「ううん、魔理沙のスペルのおかげでやつを追い詰められた」

霊夢「ありがとう」

魔理沙「！」

霊夢「手当てしないとだし、永遠亭に行くわよ」

魔理沙「わかった」

霊夢「紫、霊力は」

紫「片道分ならなんとか大丈夫よ」

～永遠亭～

永琳「…はい、治療はこれで終わりよ」

魔理沙「サンキューな！」

霊夢「っ、」

魔理沙「霊夢？なんか顔色が悪いのぜ！？」

霊夢「大丈夫よ」

霊夢「水でも飲んでくるわ」

魔理沙「お、おい！」

バタン…

胸騒ぎがする

霊夢の背中を見るとなんだか寂しくなって…

魔理沙「霊夢！」

気づけば霊夢を追いかけていた

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苦しい…

視界も霞んできている

もう、終わりなのね…

覚悟はしていたのに、それでも

涙が止まらない

霊夢「怖い、怖いよ…」

霊夢「死ぬのはやっぱり怖いのね…」

霊夢「魔理沙」

霊夢「もっと一緒にいたかったなぁ…泣」

霊夢「っ、フラフラする」

霊夢「もうそろそろ、ね」

霊夢「魔理沙…ごめんね」

バタッ

魔理沙「霊夢！」

魔理沙「！？」

追いかけた先で霊夢が倒れていた

魔理沙「霊夢？霊夢！」

魔理沙「霊夢、どうしたんだよ！？」

霊夢「まり、さ…」

魔理沙「あいつは倒したんだろ？なのになんで」

霊夢「魔理沙ごめんね…」

魔理沙「！」

霊夢「抗うって決めてアイツを倒せたけど、1番大事な約束を守れそうにないわ」

魔理沙「1番大事な約束…」

霊夢「奴が私の中から出ていく時、私の中にあったものは消えてなかったの」

魔理沙「なっ！？」

霊夢「置き土産ってやつね」

魔理沙「なんで黙ってたんだよ！？」

霊夢「これだけはどうにもできなかったから」

霊夢「やれることはやってみたけど」

魔理沙「嘘だろ…？」

魔理沙「死ぬなんてバカな冗談…」

霊夢「(あ、もう魔理沙の声も聞こえにくく…)」

魔理沙「霊夢？」

霊夢「魔理沙」

魔理沙「なんだ…」

霊夢「これで、最後ね…」

魔理沙「っ！？霊夢…」

霊夢「誰よりも貴方のことが大好きよ」

霊夢「…バイバイ(*^^*)」

魔理沙「霊…」

霊夢「･･･。」

魔理沙「！？」

その瞬間霊夢は動かなくなった…

魔理沙「霊夢？なぁ、霊夢…」

魔理沙「頼むよ、頼むから」

魔理沙「目を開けてくれ…」

魔理沙「あ、あぁ…！」

ｱ”ｱ”ｱ”ｱ”ｱ”ｱ”ｱ”ｱ”ｱ”ｱ”ｱ”ｱ”ｱ”ｱ”ｱ”ｱ”！

魔理沙「霊夢、霊夢ぅ！」

もう動くことのない大切な人を抱きしめて私は泣き続けた…

紫「本当にあなたは馬鹿なんだから」

紫「…ポロッ」

『あいつが死んだ日―』

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レミリア「霊夢が…」

咲夜「お嬢様」

レミリア「早すぎるわ」

レミリア「人間というのは本当に…」

レミリア「(いつか咲夜も)」

咲夜「私はお嬢様の傍にいますよ」

レミリア「！」

レミリア「ええ、ありがとうね」

---

あいつが死んだ日から1週間が経った

なんとか立ち直れた私の元に紫がやってきた

紫「魔理沙」

魔理沙「紫か」

魔理沙「次の博麗の巫女って誰がなるんだ？」

紫「霊夢が見込んでいた子がいるの」

紫「その子が継ぐことになっているわ」

魔理沙「そうか…」

魔理沙「じゃあ幻想郷は大丈夫だな」

紫「ええ」

紫「あなたに渡すものがあるの」

魔理沙「なんだ？」

紫「霊夢からよ」

魔理沙「！？」

～To Be Continued～

14話終了ですね

…はい、HappyENDだと思ってた人ごめんなさい

次はBADEND最後の話になります

HappyENDは作るか分かりません(意味深)

次もお楽しみに

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