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「りひとさん、ぼくのこと……嫌いになっちゃう、それがすっごくこわくて…やなの……っ」
「ぼく、わるいこだから……っ、りひとさんに…ごめ、なさい……っ」
彼の過度な自責と思考のループ。
物を投げつけてしまったことへの罪悪感が、彼の小さな胸を激しく苛んでいたのだ。
「純一、純一……!落ち着いて、もう大丈夫だから!俺を見て」
俺は我慢できずに、震える純一の身体を壊れ物を労るように強く抱きしめた。
背中に回した大きな手で、トントンと優しくリズムを刻みながら背中をさすり
彼の呼吸を落ち着かせる。
そして、もう一度しっかりと目を合わせ、視線を固定した。
「純一は悪い子なんかじゃない。俺が純一の誕生日を忘れてたのが、すっごくショックだったんだよね? 悲しかったんだよね。本当にごめんね、たくさん傷つけて」
「うっ……ぐずっ…う、うん……」
「物を投げつけるのは、確かに良くないことだけど……あの時はパニックになっちゃったんだもんね。コントロールが難しかったんだ。責めたりしないから、大丈夫だよ」
「うっ、うん…ごめんなさい……っ」
「いいんだよ。純一はいい子、とってもいい子だよ」
「ほ……っ、本当に? ぼくのこと、嫌いじゃない??まだ…まだぼくのこと、好き……っ?」
不安げに上目遣いで見つめてくる潤んだ瞳に、俺はこれ以上ないほどの確信を込めて頷いた。
「本当だよ。ずっと一緒にいるって、前に約束したでしょ?どんなことがあっても、俺が純一を大好きなのは、これから先も変わらないよ」
それからしばらくの間
俺の胸に顔を埋めて静かに泣き続けた純一は
やがてゆっくりと呼吸を整えながら
時折俺の服の裾をぎゅっと握りしめては、弱々しく息をついた。
「りひとさん…ありがとぉ……」
そう言ってふにゃりと微笑んだ純一は、ようやくゆっくりと俺の胸から顔を離した。
まだその目元はウサギのように赤く腫れていたけれど、その瞳の奥には
確かな信頼と深い愛情の光がしっかりと宿っているように見えた。
「ううん、こちらこそ。……じゃあ、純一、椅子に座って、一緒にケーキ食べよっか」
純一の頭を優しく撫でながら言えば
彼は涙目になりながらも、嬉しそうに「うん」と大きく頷いた。
それから二人で、ずいぶんと遅くなってしまった夜食として
純一のための特製バースデーケーキを切り分けた。
小さなろうそくに火を灯し、それを一息に吹き消しながら
純一は小さな声で「ありがとう」と呟いた。
小さなホールケーキだけれど、そこには計り知れない大きな愛と
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