伶希「ん?寝る場所?」
琉季「あ、はい」
と俺が返事をしたタイミングで先輩は携帯をいじっていた手を止めた。
俺も一度アニメを止め、どこで寝かせようかと考えた。
伶希「俺はどこでもいいよ」
と考えて、大体ココとココっと目星がついた時に言った。
俺は絶対に絶対の絶対の絶対に推しをソファーや床に寝かすことはダメなので
琉季「ダメです、絶対に」
と言った。
先輩は俺の真剣な言葉に圧倒されたのか
伶希「う、うん」
と少し引き気味に返事をしてくれた。
俺はその言葉に頷き、先輩が寝る布団の事を聞いた。
琉季「寝る場所ですが、布団敷いて寝てもらってもいいですか?」
と失礼のないように控えめで言った直後、
伶希「一緒に寝たいって言ったらどうする?」
とニヤつきいた笑顔を浮かべて俺に聞いた。
俺はもちろん、推しと一緒に寝れる訳がないの慌ててできっぱりと断った。
伶希「フフッ」
琉季「なにがおもしろいんですか」
伶希「だって、顔真っ赤にして慌てて否定するから」
琉季「ングッ」
伶希「ん〜、でも俺はルキちゃんと一緒に寝たいな」
琉季「〜無理ですッ!!」
俺は顔を赤くしながら答えた。
――――――――――――
ということで、推しの上目遣いに勝てず、結局一緒に寝てしまうことになった。
俺のベッドはシングルだから二人くっついて(ほぼハグしている状態で)寝ないと落ちてしまう。
またまた、そのお陰で俺の心臓はバクバクとうるさく、これもまたまた自分でも分かるぐらい顔が熱くしている。
(ほんと、飽きないな〜、俺)
で、しかも先輩が俺のことバックハグしてるからワンチャン俺の心臓の音聞こえてるかもしれない。
そこまで考えた後、
伶希「ルキちゃん心臓の音凄いけど、大丈夫?」
と耳元で囁かれた。一瞬声が出そうになったが間一髪で抑え込んだ。
琉季「だ、ダイジョウブ、、です\\\\」
(大丈夫なわけあるかー!!!推しが尊すぎて何も考えれない!!やばい!死ぬってー!!)
俺は「ダイジョウブです」と言いながら心のなかで本音をぶちまけた。
うん、推しと一緒に寝るとかみんなできないよね。だよね!?!?!
結局先輩の体温が温かくてウトウトし始めそのままぐっすり眠ることになった。
―――――――――
琉季「ん〜」
俺は朝9:00ぐらいに気持ちよく目覚め伸びをした。
その行動で起きたのか先輩がノそっと上体を起こし、目をこすりながら「おはよ〜」と甘々ボイスで言ってくれた。
朝から推しの甘々ボイスを聞けて普通に心臓壊れる。
琉季「お、おはようござます」
伶希「ん〜」
琉季「俺、下に降りますね」
伶希「…ルキちゃんおんぶ」
琉季「え?」
ん?身長差が結構あるのにおんぶ?俺が潰れるし、尊すぎて心臓も潰されるって。
琉季「さすがに出来ないですよ。先輩」
伶希「ん〜、わかった」
琉季「それでわ_」
伶希「おはようのキスして〜」
(ん??????????????
は?え?はああぁぁぁぁぁぁああぁぁ!?!?!?!?!
お、おおおおおお、おはようのキスゥ〜!?!無理無理無理無理!!!
俺をキルしにきてんだろ!)と俺は頭も心もハテナまみれにした。
そして、先輩はと言うと
伶希「フフッ」
とイタズラっ子のしそうな笑みを浮かべて俺を楽しそうにみている。
くッ、俺が慌ててるところをみて楽しんで〜!!。
(ま、推しだからいっか)
伶希「冗談だよ」
琉季「あぇ?じょ、冗談?」
伶希「うん、そうだよ」
琉季「よ、よかった〜」
と俺は心底安心してその場でヘニャヘニャと座り込んだ。
すると、先輩は俺のところにきて
伶希「さっきのルキチャン、可愛かったよ」
と耳元で、しかも甘々ボイス+!!イケボで囁かれた。
ここでも俺は声を一生懸命に噛み殺し先輩を見た。
伶希「それじゃ、俺は先に行ってるね」
とニッコリ満足げに笑ったあと扉を開けて下に行った。
俺はその先輩の後姿を頬をほんのり赤くして見送った。
(先輩、俺の推しはズルい)
一階に行くと先輩はソファーに座ってスマホをいじっていた。
スマホからはyoutubeらしきものが流ていた。そういや、先輩の好きなYouTuber知らないかも。
琉季「先輩って誰の動画配信見てるんですか?」
伶希「俺は〜THRAっていう大きなグループの中のきららざか略してキラーって言うんだけど」
琉季「それ知ってます!!俺の推しもTHRAに入ってるグループなんですけど!!れふくんって言うんです!!!!」
伶希「あ〜、なんか姉貴がそいつそっくりで腹立つっていわれたことあったな〜」
琉季「ほうほう、お姉様がお一人と」
伶希「そんなんまでメモるんだ」
琉季「はい!!✨️」
伶希「、よしよし」
琉季「?????」
(え、ご褒美?神様ありがとうございます)
伶希「さて、お昼には出るから朝食準備しよっか」
琉季「はい!!」
俺は推しからのご褒美をもらえて眠気が覚めた。
ラッキー♪






