前回のあらすじ
〇〇「ここどこ」
tn「大丈夫」(手錠をかける)
〇〇「こわい」
tn「皆にバレないようにしないと」
(tnが出ていく)
〇〇「怖くて動けない」
(早く…出ないと…っ)
速い速度の鼓動の音が静かな牢獄の部屋にドクドクと鳴り響く。
私は恐怖でガタガタと震える足に力を振り絞ってふらつきながらも立ち上がる。
そのまま扉がある方へと震えながらも歩き出した。
─gr side─
コンコン
gr「名を名乗れ」
『書記長のトントンや。』
gr「あぁトントンか、入って良いぞ。」
ガチャ
部屋に入ってきたトン氏の様子はいつも通りになっていた。
何故だ…?原因が全く分からない…
何故昨日はあんなに機嫌が悪かったのか、だが今のトン氏はいつも通りのしっかりおかんって感じだ。
まぁもうトン氏はいつも通りになっているし一件落着か。
私はトン氏がいつも通りになっていればそれで良いとあまり気にしないようにした。
そのままペンを動かし続ける。
今の私は、頑張って書類に手を付けている状況だ。
昨日のトン氏の様子を落ち着かせる為に一応書類をしようと思ったのだ。
トン氏のあの機嫌が悪い状態は、私や鬱などが書類をやらない事が原因かもしれないからだ。
流石に私はトン氏の機嫌がいつも悪いのは少し嫌なので書類に自分から手を付ける事にした。
tn「グルッペン珍しいやん」
tn氏が後ろから顔を覗き込む。
〖こんな感じ〗
結構頑張って作りました。
gr「あぁ…たまには頑張ろうと思ってな!」
私はトン氏の方を見てニカッと笑って言った。
今のトン氏の様子だったら昨日の様子の事も聞けるかもしれない。
私はそう思ってトン氏に呼び掛ける。
gr「なぁ、tn氏、」
tn「ん?なんや」
トン氏は眉を上げてこちらの顔を見た。
そして私はそのままトン氏に口を開く。
gr「昨日、何故あんな様子だったんだ?やっぱり私達へのストレスか…?」
tn「あー…」
するとトン氏はピクっと私の言葉に反応して少し固まった。
私はその様子を見て何か地雷を踏んでしまったかと不安に思いながらもトン氏からの言葉を待つ。
tn「んーん、なんか凄い眠たかったんや」
トン氏は首を横に軽く振ったあと、少し苦笑いをしながらそう話した。
gr「睡眠薬かっ?」
私はその言葉を聞いて睡眠薬を入れられたのではないかと眉を寄せる。
tn「単純に徹夜の疲れが来たんやろ」
トン氏はそうふあぁとあくびをしながら答える。
そう言われたものの少し不安だ。
今度、トン氏が昨日飲食した店などを調べておこう。
私はそんなことを考えながら止まっていたペンを進めていた。
どうやらエミさんが〇〇嬢を起こしに行こうと部屋に行ったら〇〇嬢がいなかったらしい。
他にも違う部屋などを探してみたらしいが、〇〇嬢の情報など1つもなかったと言う。
em「rbrさん少し声量落として下さい…」
rbr「だって〇〇嬢がおらんねんで!?」
兵士「城内全て探してみたのですが一向に見つかりませんでした…」
そう言って兵士は「申し訳ありません」と俺達に頭を下げた。
rbr「ど、どうしよ…誘拐されたんか…!?」
俺は突然の事におどおどと頭がパニックになる。
em「誘拐と言っても戸締りはしっかりしてましたし窓が割れた形跡もありません…」
確かに誘拐となってもしっかりと窓も扉も鍵が掛かっていた。何処か壊された形跡も全くない。
となると、身内に問題があるかもしれない。
wrwrd王子の奴らも呼び出して〇〇嬢の捜索、手伝ってもらうか…
wrwrdの奴らは俺達の仲間なので、こちらの城の合鍵はあいつら全員に渡してある。
rbr「…ん?待てよ?」
em「?何が思い当たることが?」
♡7500
コメント
37件
合鍵…ヤンデレに渡したらどうなることやら…()
次の話を見るためだったら7000だろうが8000だろうがやってやるぜぇ!
rbrッッ気づいてくれてありがとうッッ 夢主ちゃん助けたげて〜 そんでもって前も言った気がするけど王子達(tn除く)暴走せんかなー不安やなぁ