独りぼっちは、寂しいね、…
そう、何処からか声が聞こえた…、
自分は、___過ぎたせいで、人もみんなみんな遠ざかっていく、
最初は努力を認めて、いい子っていってくれた、
親も、友も、兄弟も、全てみんなみんな自分を怖がって消えていった、
なら、最初から一人がいい、…でも、
独りぼっちは、寂しいね、…
真っ黒らな、夢から目が覚める、
そこは、何時もの天井だった、
無能だって許される、そんな優しい場所、
インカムが光る、
「おらぁぁぁ!!!鬱ぅぅ!!はよ、会議室来んかい!!!!!」
『ひぇぇ、すんませぇん、…』
今日も、無能な僕はゆっくりと会議室まで向かう
ドアを開けると、そこはザワザワと明るい空間だった
責任つくと、グルッペンが話し出す
「よし、揃ったな」
会議が段々と進んでいくこれからの部隊で何をやるか改善策はなにかダメだった所はなにかそんなものだった
会議も終わりに近づいていった、そんな時
「鬱、」
そう、名前を言われる、
『は、はいぃ、?』
正直気を抜いていて眠かったので、びっくりした
「そう、ビックリしなくても良いではないか、…」
「まぁ良いが…、でだ、…鬱」
「今日、軍服を着て訓練場まで来い、拒否権は無い」
「皆も来るといい、面白い物が見れる」
めんどくさいが、まぁ行かなければならないのだろう、…くそ、…しょうがへんか、…
『…はぁーい、…』
解散、そう言われ会議室から出る
部屋へと向かい、久しぶりにキッチリとしたシャツを着て、軍服に腕を通す
すっと軍帽子を被り、部屋で待機する
グルッペンは、直ぐにインカムで訓練所まで来いと連絡を入れるから準備して待ってろと言われた
軍服を着て何をするのだろうか、…
もう、めんどくさいとしか言いようがない、
本を本棚から取り出す、
少し本でも読んで、((ジジッ
『なんで、丁度読もうとしたタイミングで来んねん、…』
本を元の位置に戻し、ささっと訓練所まで向かう
『ぐるちゃーん、来たで、』
そこには、幹部全員がいた…、くそやんけ、…
めんど、…え、なにすんの、?
なんなら、総統却下と幹部全員居て一般兵ビビっとるやんけ、…
「では、鬱、…」
「私と戦ってもらうぞ、!」
『…、は、?…』
『いやいやいや、!!負け確やん!!』
すると、グルッペンは不満そうな顔をして、すっと、スピードを付けてこちらに来てから
メガネをとって片手で潰した、そして、耳元で僕にしか聞こえない声で
「本気でやれよ」
「お前が本気でやっても誰もお前を嫌わぬ」
赤い目で、僕にいや俺に話しかけていた
『…、クッソッ、……、』
大事な眼鏡を壊されたからには、絶対に許さん
いっちょ、やったるか…今回は絶対許さへん
コイツは、命令という能力が使えるだからだろうか、…今回は、とても楽しみだ
『しょうがへんし…、やったるわ、』
いつもは隠れているはずの片目が赤くなっているのが壊れた眼鏡の破片から見える、
そんなのはどうだっていい、
「そうで来なければな、ではトン氏、初めの合図を頼むぞ」
そう言うとトントンは酷く困惑はしながらも、
「よーい、スタート」
そう大きく声を上げて言った
グルッペンが片手に大剣を持ちながら、こちらに向かってくる、
それを、しゃがみながら避けて足をだして、
横蹴りをする、それを予想していたのか
アイツは上に逃げる、
『逃がさへんで、…ジャッジメント』
そう言うと、氷がどこからどことなく現れてそして、固まるそして、グルッペンへと向かって行く、
当たり掛けて、体制を崩したグルッペンを見て、そこに向けて追撃をする
一回転をして、そのまま片手にもっているナイフを振り下ろしながらグルッペンへと向ける
そこに、グルッペンは大剣で防ぐ、
そして、跳ね返され飛ばされた、
そう思ったが、…
「お前ら、そんくらいにせぇや、」
コネシマに服を掴まれていた…、
「もう、なにやってん、…つーか、大先生片目赤なってるし…、ホンマにどーしてん、…」
「グル氏はなにやってん、」
「アイツが実力隠すから、眼鏡壊してでも本気ださせようとしたらあぁなった」
「どういう事やねん…、」
「…小さい頃に、…親が貴方は完璧でありなさいっていって、意味を埋め込んだ義眼や、…」
「そう、…なんか…、」
『まぁ、俺は別に気にしてへんし、僕はこれからは自由に生きるって決めとるから、…別にええねんけどな、』
「俺らはあんまお前の話に入らんけど、…俺らはそんなんで、居なくなったりせぇへんからな、」
何も言っていないのにコイツは…、はぁ
『なんでそういう事言えるん、?』
「やって、相棒やから」
そう言われ、安心したのか僕は意識を落とした
独りはぼっちは、寂しいね、…
何処からか、小さい子の声がする、
その男の子に聞こえるように、言う
『独りぼっちでも、認めてくれる奴は必ず現れるんやで…、』
そっか、…なら別に今が独りでも寂しない?
『自分で行動せぇそれは、』
お兄さん厳しいなぁ…、
『そりゃそうやろ、…』
過去の自分に優しくしてどうする、
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