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次の日の朝。
目が覚めた瞬間、昨夜のことが一気によみがえった。
ak「……うわ」
枕に顔を埋める。
付き合った。
名前呼ばれた。
手繋いだ。
最後に「好きやで」って言われた。
思い出すたびに顔が熱くなる。
スマホを見ると、通知が一件。
pr『おはよう。ちゃんと起きれた?』
送信時間は十分前。
思わず笑ってしまう。
ak『起きてる』
ak『そっちは?』
すぐに既読がつく。
pr『めっちゃ早起きした』
pr『緊張して寝れへんかった』
ak「子どもみたい……」
小さく呟きながらも、頬がゆるむのを止められない。
そのあとも何通かやり取りして、
結局いつもより早く家を出ることになった。
待ち合わせなんてしてないのに、
“会いたい”って気持ちが同じなのが分かって嬉しかった。
家を出ると、朝の空気は少しひんやりしている。
角を曲がったところで、見慣れた姿を見つけた。
ak「あ」
向こうも気づいて、ぱっと表情を明るくする。
ak「おはよ」
pr「……おはよう」
たったそれだけなのに、昨日までと全然違う。
彼は少し照れたように頭をかきながら近づいてきた。
pr「なんか変な感じやな」
ak「うん」
pr「でも、めっちゃ嬉しい」
真っ直ぐ言われて、朝から心臓がうるさい。
並んで歩き始める。
肩が触れそうなくらい近いのに、
学校へ向かう道だからか、どこか落ち着かない。
彼も同じみたいで、そわそわしていた。
pr「……学校着いたら、普通にせなあかんよな」
ak「まぁ、多分」
pr「無理かもしれへん」
ak「昨日もそれ言ってた」
pr「いやでも、好きなやつ隣におるんやで!?」
声が少し大きくなって、慌てて口を押さえる彼に吹き出す。
ak「静かに」
pr「だってしゃーないやん……」
赤くなりながら拗ねる姿が可愛くて、また笑ってしまう。
すると彼は少しだけ周りを確認してから、
制服の袖をそっと掴んだ。
pr「……学校着くまで、これだけ」
小さな声。
繋ぐ代わりみたいに握られた袖が、
昨日よりずっと愛しく感じた。
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