何事もない今日を迎える
仕事に向かって、後輩と先輩の愚痴を聞いて
相手の良いふうに思わせる
先輩が仕事を押し付けてきた
だけど、しょうがないのでやる事にする
残業になって、夜の12時まで残業してから
家へと帰る
終電にギリギリ間に合って、電車にゆらゆらと
体を揺らしながらドアから外を眺める
景色が横へ横へと向かっていく
そう言えばと、スマホを開くとLINEが2件ほど来ていた
それはお誕生日おめでとうその一言だけの親からのLINE
昔なら、友人が彼女がと色々とやってくれた
だけど今はただの親からのLINEだけ、
親は別にプレゼントを渡してくれるだけでもなく
ただの文字だけ、
別にどうってことないが、…まぁ寂しい
何時もなら、
???「しゃおちゃぁぁぁん!!お誕生日おめでとう!!!」って…言ってくれる、……あれ?
誰っけコイツ…、青色の髪の…誰?
後ろにも、カラフルな12人がいて、
青色の人はこちらに手招きをして、…
そんな時電車には、自分が降りる時の駅名が聞こえてくる
電車の外に出て、徒歩3分ほどにある家まで向かう
途中踏切のカンカンカンという音が大きく響いたり、黒色の猫がいたり、ふくろうがいたり、豚みたいなフラミンゴみたいな何かが居たり、豚がいたり、まぁとにかく色んな動物が見えた
凄くにゃあだとか言いながら俺を何処かに連れていこうとしたが家まで付いてあっちいっとけ、ここにおったら保健所まで行くことになるでというと悲しそうな目をしてから、すっと去っていった
椅子に座って、お湯を沸かしカップラーメンを作る、
自分にもこれぐらいは出来る、
食べてから、ベットに寝っ転がりスマホを見る
そんな時、スマホからひとつの動画が再生される
大きく笑う人や、それを見て嫌そうな顔をしている人
苦笑いしながら、青色の人と喋る人
ヘッドホンをしながら天と書かれた面を風になびかせてるひと
走り回る黄緑色のひとを注意する赤いマフラーの人
それを見ながら程々にしとけよーなんて軽く声を掛ける紫のマフラーの人と神と書かれた面を付けている人
物知りそうな見た目をしている人の話を一生懸命に聞いている橙色
お菓子を食べながらお茶会をしてる緑色の人と刀を持ってるひと
皆をまとめ誘導するそんな金髪の人
そんな色んな色がある中で1つだけ色が足りなかった
誰だろうか…、
金髪の人がこちらを見えているかのように、画面越しにこちらを向いて
笑いながら言った
「早く帰ってこい、お前が居ない軍は寂しい」
あぁ、…そうか、足りない色は、…俺か、
でも帰ってこいって、…どこになん?
「はぁ?お前、…んな事も分からんのか?」
金髪のサッカーホームを着た人が言った
『分からへんもんは分からへんし、…』
ため息をつきながら、その人は言った
「そら、俺らの軍やろ」
「…www、そか!いかんとな軍にな、…」
そう言った瞬間、部屋は崩れ始めた
外に出ると、バグったゲームのようにカラフルな色や白黒な世界が広がった
一つだけ、1つだけ医務室のような病院のような部屋が見つかる
そこには眠っている俺の姿が見えて、
それを見て、俺はそこの空間に飛び込んだ
目を覚ます
目を開けると少ししょぼしょぼとしており、
目を擦るとちゃんと見えた医務室はとても静かでいつもと全然違かった
すっと、カーテンが開かれる
青色の瞳と目が合う、
「…ぇ?しゃお、…ちゃ、…ぇ?」
『…だ”ぃ”…ゲホッ、』
声を出そうとすると凄くかすれていた
それを見た大先生が水を取ってきてくれてそのまま飲まされる
『…んー、うま、…』
「ま、…まずしんぺいさんに連絡せんと、」
『…、なぁ大先生、』
「ん?」
『俺、…今までどうなってたん?』
「あぁ、…戦争で頭を強くうってな、…んのまま1年も経ったんよ、…」
『は?1年!?』
「そうやで、1年前の今日がちょうど、シャオちゃんの誕生日やったなぁ、…やから、シャオちゃん今日誕生日やで」
『ふは、w…そかぁ、…1年も…、』
「シャオちゃんが寝てた間皆静かでなぁ…、大変やったで」
「特に、トンゾムら辺がな、w」
「シャオちゃんは何処おったん?今まで」
『あー、…また違う時を生きとった』
『楽しかったで、でも…こっちの方が楽しいわ』
そう言うと君は満足そうに笑って、
「そうか、…そーなら良かったわ、」
「んで、シャオちゃん」
「改めて、」
お誕生日おめでとう