💚side
🖤「好きになってもいい?」
いつも通り練習を終え、たまたまめめと最後の2人になった時。
めめが近づいてきたと思ったら急に俺を抱きしめて、確かにそう言った。
💚「急にこんな事されるのは、困る」
めめの顔なんて見られない。
だから、俺がぐちゃぐちゃの頭で絞り出したこの一言で彼がどんな顔をしたかは知らない。
どうやって腕から抜け出したかも覚えていない。
荷物をバッグに詰める事もせず掴んだまま、気がついたらスタジオから飛び出していた。
めめの事はメンバーとしてちゃんと好きだし、努力を惜しまないストイックな姿勢は尊敬してる。
かと言ってそこを取っ掛かりに恋愛しようと言われたら、わからない。
何より突然、しかも一方的に距離を詰められたのが素直に不快だった。
ただ、 咄嗟の事とは言え言葉が選べなかったのはまずかった。
自分も嫌だったけど、めめの事も傷つけてしまったと思う。
一言謝っておこう。
スマホを開いて、何度も文章を打っては、消す。
頭の中はまだ糸が絡まったようにモヤモヤしていて、全然まとまらない。
しばらく推敲してみたけど一向に良くならない文章に、諦めてスマホを置いた。
コメント
4件
普通に急に距離詰められたら驚くよね、みちるさんの描くめめは、年下感あって萌えるなあーー😊