テラーノベル
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「───渡辺さん?」
💙え、あ、何?
「今日の生放送の進行なんですけど…」
(💙ダメだ、しっかりしろ渡辺翔太)
(💙もう目黒はいないんだから俺一人でお客さんを楽しませないと…)
SnowManを守らないと───
本番前に挨拶回りだけ行こうと廊下を歩いてた
「てかさ、しょっぴーってもう復帰してんの?」
俺の噂だろう
俺は見を隠して話を聞いていた
「え?早くない?だってめめ…」
「それがぁ、平気そうにしてんだよね…」
「仲悪かったとか?だってほら…しょっぴーといえばさ…」
「前のグループの子、精神的にステージに立てなくしたんでしょ?」
「あ〜、完璧すぎて?」
「やっぱりめめって…」
「やめなよ!」
「いや、みんな思ってるでしょ、トレンド入りするくらいだし…」
(💙トレンド…?)
俺はすぐにスマホを取りだし調べる
そこには、
『目黒くん自殺説ほんと?』
『今日の生放送から復帰とか…早くない?』
『めめ可哀想』
『SnowManって一人で名乗るつもり?』
『一人のSnowManに価値なんかないでしょ』
(💙なぁ、目黒)
(💙俺はこういう時、どんな顔すればいいんだ?)
(💙ずっと2人でやってきたから、もう分からない)
「渡辺さんスタンバイお願いします!」
「CMあけまーす!」
(💙一人の時は、どんな顔で、どんな声で、歌ってたっけ)
「5秒前!」
「4、3、2、…!」
(💙……あれ?)
(💙ここにいる人たちが、俺に冷たい目を向けてる…?)
クラ…
急に視界が歪んだ
(💙ここってこんなに、怖い場所だったか?)
「渡辺さん!」「放送とめて!」「誰か!救急車!」
俺は倒れた
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🤍…とにかく、ゆっくり休んでね
🤍仕事は大丈夫だから…
🤍何かあったら連絡することっ
💙………
ラウールが帰った後も、何もする気が起きずずっと床に座ってるだけ
ふと、飾ってある写真立てが目に入った
それは、俺と目黒のツーショットに目黒からの誕生日おめでとうのメッセージが書いてあるものだ
(💙……思ってたより俺は、一人じゃ何も出来ないんだな…)
『🖤俺たち、ずっとSnowManでいましょうね!』
(💙大切だって……失ってから気付いた…)
『一人のSnowManに価値なんかないでしょ』
(💙守れなかった…)
俺は、こたつのコンセントに目がいった
俺の頭の中には、
歌って踊れない俺に価値はあるのか?
目黒のいないSnowManに価値はあるのか?
こればかりだった
扉の上に、輪に結んだコンセントを引っ掛け俺の首をそこへ持っていく
💙…ごめんね、目黒
引っ掛けようとした次の瞬間
誰かがコンセントを奪った
目の前には、見覚えのあるテクノカットによく聞いていた声
🖤………
目黒だ
💙……なんで
💙なんだよ、この幽霊っ
💙助けたつもりかッ…?
💙今更来ても…ッ、遅せぇよ馬鹿ッ
目黒は俺を抱きしめてくれた
💙…………
💙……分かったよ
💙また歌って踊るから、だからもう一人にすんな…
💙約束したじゃん
💙ずっとSnowManでいるんだろ?
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「ねぇねぇ!」
「みた?昨日の歌番組、」
「みた!SnowMan復帰でしょ」
「しょっぴー一人で再開か〜」
「でもさ、ソロなんだけど…」
「めめが隣にいるみたいだった」
_____________________
🤍side
🤍そろそろ出番だからね〜
💙分かってるって
💙じっとしとけ
💙髪セットしてやるから
🤍……………
「SnowManさん!スタンバイお願いします!」
💙はい!
💙………うん
💙やっぱり…
💙この髪型と色が似合ってる
そう言って翔太くんは一人でステージへ向かった
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