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地下へつなぐ階段。
怜は慎重に進んでいた。
ーーはずだった。
「また会いましたね。」
怜は振り返った。
ゼロが立っていた。
右手に拳銃、左手にナイフを持っていた。
だけど怜はなにも動じなかった。
「手…震えてるぞ。」
拳銃を持つ手が微かに震えていた。
怜は話を続ける。
「俺たちのことを殺したくないんだろ?」
最後に怜は呟いた。
『…玲桜。』
その時だった。
「あああああっ!!」
ゼロ【玲桜】はその場にしゃがみ込んだ。
「嫌だ…来ないで…私の事を殺さないで!」
怜はそっと寄り添った。
「大丈夫。俺は殺したりしない。」
玲桜は拳銃を怜に向けた。
そして無言で
バンッ!
弾丸が怜の肩に命中した。
「…っ」
血が垂れてくる。
これくらい耐えられる。
そう感じた。
そのときだった。
「…神城?」
霧島零夜だった。
「霧島…なんでこんなところに…」
「いいから逃げるぞ。」
神城怜と霧島零夜は去ってった。
「何が起きてるんだ?」
零夜は手に持っていた首輪を見せた。
「ナノマシン。俺も洗脳されていた。」
怜は唖然とした。
高校時代の同級生が
洗脳されていたなんて。
ありえない。
「犯人は何が目的なんだよ。」
零夜が口を開いた。
「犯人は二人いる。そのうちの一人は洗脳されているんだ。」
「そいつ、なんか言ってなかったか?」
「いや、何も。」
「待て。」
怜は疑問に思った。
「どうやって洗脳解除したんだ?」
零夜は黙り込んだ。
「彼女が助けてくれた。」
数時間前。
リーハ【霧島 零夜】は洗脳されていた。
衰弱状態で身体がフラフラしていた時だった。
ビリビリッ!
スタンガンの音。
零夜は気絶した。
目が覚めると外にいた。
身体が自由に動かせる。
「なんでここにいるんだ?」
零夜はパーカーのポケットを漁っていた。
中に1枚の手紙。
『あなたの洗脳は解除した。神城怜達を助けて。』
最後に書いてあったの著者の名前は
ーー七瀬六花。
何故彼奴が?
どうやって洗脳を解除したのか。
2時間後。
琉生が目を覚ました。
「ここが何処かわかるか?」
大和が問いかけた。
「…わかりません。」
「記憶喪失の可能性があるかもしれないわ。」
「俺は地下へ行く。優奈は琉生と一緒にいろ。」
大和はそう言って去ってった。
コメント
1件
読了したわ。第7話、一気に核心に近づいた感じだね。 ゼロの正体が玲桜だったっていう衝撃。でも震える手が「♡♡♡たくない」って本心を表してて、切なかった。怜が肩を撃たれても動じない強さ、それでいて優しく寄り添う姿にグッときたわ。 そして零夜の洗脳解除役が七瀬六花って…まさかの伏線回収。彼女が敵なのか味方なのか、ますます読めなくなった。記憶喪失の琉生も気になるし、次話が待ち遠しい🔥