朝…目が覚めると
太宰は医務室のベットにいた
太宰「…ん……(起き上がる)
…私、いつの間にか眠ってしまっていたのか
……ん?」
隣のベットを見ると中也が眠っていた
太宰「……何故中也がここに?????
昨日芥川くんを部屋に連れて行くって行って出ていったよね、、?そっから……何があった????」
中也「ん……(起きる)」
太宰「!おはよう中也」
中也「んー…?…あぁ、てめぇ起きてたのか…
(寝転んだまま眠そうな顔で太宰を見て)」
太宰「うん、さっき起きた」
中也「そうか(目を擦りながら起き上がる)
てめぇ、体調はどうだ…?」
太宰「だいぶ良くなったよ、それよりなんで中也がここに居るの?」
中也「見張りだよ、首領の指示でな」
太宰「見張り?なんで?」
中也「てめぇが今マフィアに居るって事が何故か探偵社の奴らにバレた」
太宰「…は????え、待って嘘でしょ?」
中也「いや、ほんとだ」
太宰「どうして……」
ガチャ(扉が開く)
部下「失礼しますっ!探偵社の者が太宰さんを連れ戻しに来ましたっ」
中也「はぁぁ…おいクソ太宰
てめぇが社員に言わねぇからこうなったんだぞ、てめぇで何とかしろ」
太宰「えぇ…面倒臭い…」
中也「言ってる場合か、早くしねぇともっとめんどくせぇ事になるぞ」
太宰「はぁ~い…」
中也は太宰を連れて外へ出た
ー入口付近ー
国木田「太宰に会わせろ」
敦「太宰さんを返してください!」
部下A「それは出来ません」
部下B「お帰りください」
入口付近では国木田、敦が部下ともめていた
国木田「なら無理矢理入るしかないな…
(手帳を出す)」
国木田「!」
敦「太宰さ…」
目の前には何時もと違う太宰が立っていた
敦「え……」
国木田「…」
太宰「もう少しで戦争が起こるとこだったね~w」
中也「…ったく、てめぇのせいだからな」
国木田「…貴様、本当にマフィアに入ったのか…」
太宰「…は???何言ってるの?」
敦「太宰さんが探偵社を辞めマフィアに入ったと聞きました」
太宰「誰から聞いたの」
敦「…それは」
振り向くと背後には芥川が立っていた
太宰「……中也、芥川くんに言ってないでしょ(ジトッ…)」
中也「首領から聞いてると思って言ってなかった…(目を逸らして)」
芥川「首領から聞きました、僕は首領の指示で探偵社の奴らに言ったんです」
太宰「え?どういう事…?」
芥川「先程首領が太宰さんはポートマフィアに入ったので探偵社の奴らに報告してこいと命じられたんです」
中也「…芥川それはホントなのか?」
芥川「はい、ちゃんと契約書まで見させてくれました」
太宰「…中也、後お願い…
(建物の中へ入って行く)」
中也「あ、てめっ!…ったく…」
国木田「芥川が言っていたのは本当だったのか」
敦「太宰さん、本当にポートマフィアに…」
芥川「そうだ、太宰さんはポートm((」
中也「んなわけあるかっ(芥川の口を押え)」
芥川「モゴッ…」
中也「彼奴はマフィアに入ってねぇ、首領もそんな事言う筈ねぇ」
芥川「っは!(手を退ける)
ですが、本当に首領からそう命じられました」
中也「…多分其奴は偽物だ、誰かが首領に変装し芥川にデマを流すよう命令したんだ(小声)」
芥川「なっ…」
中也「おい探偵社、俺はてめぇらに説明している時間が無ぇ、だから詳しい事はお宅の社長から聞いてくれ」
国木田「……あぁ、分かった、行くぞ敦
(2人に背を向け歩き出す)」
敦「え、あ、はいっ(後を追う)」
中也「…芥川俺は首領の元へ行く、てめぇは
侵入者を探せ」
芥川「承知した」
中也は急いで首領室へ向かった
ー 首領室 ー
太宰「森さんどういう事?」
森「?どういう事とは?」
太宰「貴方は私が探偵社をやめ、マフィアに入ったという偽情報を芥川くんに言い、それを探偵社に伝えろと命令したらしいじゃないか、おまけに契約書まで見せるなんて」
森「私そんな事命令した覚えないよ?
それに芥川くんとは話していない」
太宰「そんな訳ないでしょ、」
森「本当だよ、ねぇエリスちゃん」
エリス「えぇ、本当よ、りんたろうは1人で仕事をしていたわ」
太宰「そう、ですか、、なら中也に私を守れって命令したのは、、?」
森「嗚呼それは命令したよ、探偵社員が太宰くんを連れ戻しに此方へ向かっていると連絡が入ったからね、それにしても変だ、福沢殿は社員達に太宰くんは1週間休みだと伝えておくと言っていたのだが…裏切った、、?いや、でもあの人はそんな事する人では無い…」
太宰「……(何が起こってるんだ…)」
バンッ(扉が開く)
中也「首領!ご無事ですか!」
太宰「?」
森「あぁ、なんともないがどうしたんだい?」
中也「良かった、恐らくこの建物の何処かに侵入者が紛れ込んでいるかと」
太宰「侵入者、?」
森「それはどういう事だね」
中也「芥川が偽情報を首領から聞いたと言った」
太宰「でも森さんは話していないと言っていたよ?」
中也「あぁ、そうだ、つまり其奴は異能者で首領に化けて芥川に偽情報を伝えたんだ」
森「…ふむ、という事はその侵入者は誰かに成りすまして居るという事か…」
中也「はい、芥川には今侵入者の捜索をさせています」
森「…太宰くん、私が言いたい事解るよね?」
太宰「…はぁぁ…森さん本気、?」
森「あぁ、私は何時だって本気だよ?」
中也「?」
太宰「1人ずつ無効化して確かめていたら日が暮れるよ…」
森「いいや、もっと効率良くする方法がある」
太宰「?」
森「中也くん、芥川くんと連絡は取れるかい?」
中也「え、あぁはい」
森「それなら、芥川くんと中也くん2人でマフィアの構成員を全員屋上へ集めてくれ」
中也「分かりました(走って部屋を出る)」
太宰「あぁ…成程…そこで私が能力を使い変装が解けた奴を捕まえる…という事か…」
森「そういう事、太宰くん、君がその侵入者を殺るんだ、、(銃を机の上に出して)」
太宰「…私殺しは辞めたんだけど」
森「太宰くん、今君はマフィアの幹部だ、そして私は首領だ、君は私には逆らえない立場だって事くらい分かるよね?」
太宰「……(銃を手に取る)」
森「期待してるよ太宰くん(笑顔)」
太宰「…(部屋を出ていく)」
太宰「…殺しは中也に頼むか」
そう言いながら屋上へ向かった
ー 続く ー
コメント
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最高です!!ストーリーがめちゃくちゃおもしろいです! 続き楽しみにしてます🍀*゜
待ってました~! 今回も最高です!