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10 - 第10話 オーナーとその部下

2025年09月29日

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※虫の表現注意






「これ、今日の分です。」


「ちょっと、いくら何でも少なくない?」


「働いた分だけ出してます。」


「額見合ってないだろ、つってんの!」


「じゃあ売れっ子になって下さい。話はそれからです。」


「何その言い方…。アタシが売れてないって言いたいわけ?!」


「そうは言ってません。」


「…ほんっと、ムカつく!」




「は〜い、ストップ」


「くそっ、離せ!このクズ男!」


「女が男の子に勝てるわけないだろ。ビンタごときで歯向かうとか、やるなら盛大に包丁とかにしろよな〜 」


「大丈夫です、オーナー。心配いりません。」


「いやまあ、心配はしてないけど。こんなんでビビられたら追い出すわ」


「…そうですね。 」




「何なんだよお前らあ…!こんな店辞めてやる!」


「ええ〜、シナリオ通りって感じでおもんね〜!」





「……………。 」


「…ダイジョーブだよ、童貞くん。あの女売上終わってたから。いつか切ろうと思ってた!」


「全く気にしてないです。あと、童貞って呼ぶの辞めてください。」


「あ〜、そっかそっか」


「仕事に戻ります。その手、離して頂きたいです。」


「やだ〜」




「…おれぇ、アンタのネクタイ姿ちょー好き。ベッドいこ?」


「俺稼がなきゃなんで。脚の上にまたがるの辞めて下さい。」


「肌に密着する服だから、逆三角形際立ってそそるわ〜……」


「一人で盛り上がらないで下さい。ベルト外すのも辞め…、」


「この状態で止められんの?オトコだねえ…」


「……………。 」



「…わは、真っ赤。給料の倍以上出すからさ」


「…言いましたね?」


「わーお、ドーテーって感じの顔。」




「アンタが奪ったでしょうが…。」


「はは、俺のナカしか知らないもんな〜? 」






「ふ〜、満足!きもちかった!」


「ムードとか無いんですか…」


「童貞にそれ語られるのヤダ」





「あ、虫」





「オーナー。虫食うそのクセ、治した方がいい。」


「え〜?なんで〜?」


「単純に変な奴だと思われます。」


「今更何したって変わんね〜よ!」


「変わりますよ。」





「…俺さ〜、味覚ねえんだけど。」


「…えっ、…はい。 」


「あ、知らなかった感じ?知らねーよな!誰にも教えてねーもん」





「オマエとのちゅーさ、おいしい」





「なんか…、甘いんかな?どんなのか忘れたけど…」



「…そう、ですか。 」






「んま、嘘なんだけど」



「金振り込んどいて下さい。失礼します。」


「あっ、ちょ、おい!ウソウソ!嘘だって!」





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