小学校(2年生)の幼馴染
(勝デク)
「かっちゃぁん!」「何だよ?」
「いじめられちゃったぁ…ふぇぇぇん…」
「…そうか、よく耐えたな」
「痛いよぉ…」
「もう大丈夫。俺が居る!…何処が痛いんだ?」
「えっとね…ひざ…」
「保健室行くぞ。って、血ィ出てるじゃねぇか?!早く洗ってテッシュで抑えろよな?」
「分かった…」
「じゃあ行くぞ。…いじめてた奴誰だ?」
「えっとね、4年生の3人組…」
「…そうか」
ガラガラッ
「失礼しまーす。…あ?誰も居ねぇ…」
「先生も居ない…?」
「勝手に触るなって言われてっけど、思ったよりも血がすげぇから今回ばかりは仕方ねぇだろ。…ン。」
「…ねぇかっちゃん」
「何だよ」
「何で”無個性”の僕と一緒にいてくれるの?このままだとかっちゃんもいじめられちゃうよ?」
「ッ…、…お前は弱っちぃから、俺が守ってやる。だからだよ。」
「…そっか!心強いなぁ、かっちゃんがそばにいてくれるなんて!」
「当たり前だろ。…お前は無個性だけど、それでもある程度強くなったら…ヒーローにもなれるんじゃねぇの…」
「…でも、僕は”木偶の坊”なんだよ…?」
「…でもよ、デクって頑張れって感じで良いじゃねぇか。ほら、頑張ればヒーローになれそうって…」
「…!そっか、そうかなぁ?」
「俺はそう思うと何か好きだ。デクっつーの。」
「!えっへへ、やっぱりかっちゃんは僕のヒーローだ!」
「…(お前はまた、俺の事をヒーローって言ってくれるんだな…)」
「…っし、終わったぞ」
「本当?ありがとう!」
「これぐらい俺にはどうってことねぇよ。…なぁ出久」
「なぁに?」
「もし俺が馬鹿にされても、何かしら言われても絶対に俺に相談しろよ。…相談するまで、絶対に心折れるなよな」
「?うん!」
「じゃあ先生来るまでには戻っから、待ってろよな」
「分かった!」
ガラガラ…
「あ!かっちゃ…ん…」
「…」
「…かっちゃん?」
「はっ、年下の奴が3人がかりに勝てるなんて無理に決まってんだろw」
「…だァれが勝てねぇって??」
「なっ…!?あの時に気絶したはずじゃ…」
「…出久に手ェ出すつもりだったな?…殺すぞ」
「ひいっ」
「…痛ェ目に合いたくなかったら二度と俺らに関わるんじゃねぇ」
「くそっ、お、覚えてやがれ!」
「…」
「…かっちゃ、」
「…ごめんな、出久。心配させて」
「いいよ、それよりもけがは?大丈夫?」
「おう。わざと気絶したフリしただけだからな。ま、あいつらすぐに信じたけどな」
「やっぱり、かっちゃんはすごいや!」
「なぁ、出久」
「なぁに?」
「…ヒーローになって、もしやられたらその時は俺もやられる。…だから、俺を1人で置いていくなよ。出久」
「…うん。わかってるよ、かっちゃん」
このお話の設定
勝己・・・前世の記憶有り
出久・・・前世の記憶有り(だが1部だけ)
4年生の3人組・・・前世の記憶有り
あの3人組は勝己達の事も覚えており、虐めたのは本当ですが、それと同時に勝己達がプロヒーローになったのも思い出し、何らかの意思疎通であぁなりました(?)
勝己は産まれて個性が発見した時に前世を思い出しました
出久は最後の方に1部だけ思い出しました
コメント
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彩里「突然で申し訳ないんですけど、そちらのブラックジャックや最恐罪悪雷雨の人たちを主の投稿に出したいと私たちの主が申してるんですけど、lea様に許可をいただきたいんですけど、許可をいただけませんかね」
幸せ>⩊<