テラーノベル
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こんばんは!
もう台本が決まってたので、すぐに更新してみました!!
早すぎて怖いですね
犯人を追っかける設定になってます
どぞ!
良い結末
◇
遅れて俺もみんなに追いつく。
サイレンの音。
走る足音。
怒号。
全員、顔色が最悪だった。
アメリカは先頭で、今にも誰かを殴り殺しそうな勢いで走っている。
ドイツは無言で周囲を警戒し、中国は位置情報を見ながら道を指示していた。
俺は舌打ちしながら後ろにつく。
「くそっ……日本……」
普段なら真面目すぎて鬱陶しいくらいのやつだ。
紅茶を淹れれば礼儀正しく褒める。
書類を渡せば完璧に整えて返す。
無茶振りしても、困った顔で引き受ける。
そういうやつが、いない。
その事実が、やけに腹立たしかった。
◇
犯人の家。
古びた建物。
人気のない路地の奥。
近づいた瞬間、全員が顔をしかめた。
鉄臭い。
血の匂いだった。
アメリカの目つきが変わる。
「……どけ」
次の瞬間。
ドゴォンッ!!
ドアが蹴破られ、蝶番ごと吹き飛ぶ。
室内に怒声が響いた。
「日本!!」
奥にいた男と目が合う。
男は舌打ちし、持っていたスマホの通話を切った。
アメリカが胸ぐらを掴み、そのまま壁に叩きつける。
「おい……てめぇ、日本は何処やった」
殺気で空気が震える。
男は口元を歪めた。
「あー? 何処だっけ」
へらへら笑う。
「てきとーにそこら辺捨てたわ」
一瞬。
全員の表情が消えた。
捨てた。
まるで物みたいに。
中国が机を蹴り飛ばす。
「……貴様ァ……!!」
ドイツは即座に男の両腕を後ろに捻り上げ、ロープで縛りつけた。
「殺すな。まだ情報を吐かせる」
韓国が睨みつける。
「生かしてるだけ感謝しろよ」
フランスは青ざめながら部屋を見回した。
「日本ちゃん……どこ……」
ロシアだけが静かだった。
男の前にしゃがみ込み、にこりと笑う。
「安心しろ。てめぇにはあとで、たくさん聞きてぇことがある」
男の顔色が初めて変わった。
◇
外。
裏手の空き地。
雑に積まれたゴミ袋の陰。
……居た。
日本。
白いシャツは真っ赤に染まり、腹部からまだ血が滲んでいる。
体は冷たかった。
アメリカが駆け寄る。
「日本!! おい!!」
抱き起こす。
軽すぎた。
ドイツが脈を取る。
「……ある。ほんの僅かだ」
死んでいると言われても信じるほど弱い脈。
フランスが口元を押さえる。
「やだ……」
中国が膝をついた。
「馬鹿弟……なんで一人で……」
日本は動かない。
意識もない。
ただ、呼吸だけがかすかにある。
ロシアがコートを脱ぎ、日本へかけた。
「救急車はまだか」
声は静かだった。
だが、その一言で全員が震えた。
本気で怒っている時の声だった。
アメリカは日本の手を握る。
冷たい。
「……死ぬなよ」
返事はない。
「お前、まだ俺に文句言ってねぇだろ」
震える声。
「だから……死ぬな」
遠くからサイレンが聞こえた。
◇
数ヶ月後。
会議の日。
「あいつまだ退院しねぇのか?」
韓国が欠伸をしながら言う。
ドイツは資料を見る。
「主治医からは安静継続と聞いている」
アメリカは机を指で叩いていた。
「……長いー長いよー」
中国は腕を組む。
「兄として心配アル」
イギリスが即座に返す。
「兄ぶるな」
いつもの調子だった。
でも全員、どこか落ち着かない。
その時。
バァン!!
会議室の扉が勢いよく開いた。
「ばぁ!」
全員が固まる。
入口に立っていたのは。
日本だった。
少し痩せた。
けれど、ちゃんと立っている。
満面の笑みで、両手を広げていた。
「退院しました!!」
沈黙。
一秒。
二秒。
次の瞬間。
「日本ぅぅぅぅ!!」
アメリカが突進した。
「ぐぇっ」
勢いそのまま抱きつかれ、日本が潰れる。
「ちょ、ちょっとアメリカさん傷が」
「うるせぇ!! 心配したんだぞ!!」
フランスも泣きながら抱きつく。
「日本ちゃん〜〜!! もう無茶しないでぇぇ!!」
中国は腕を組んだまま顔を逸らす。
「……遅いアル」
だが目元は少し赤い。
イギリスは咳払いした。
「……まあ、戻ってきて当然だな」
耳まで赤い。
韓国は肩をすくめる。
「騒がし……でも、まあよかった」
ドイツは静かに言った。
「次からは退院を隠すな。報告しろ」
「すみません……」
日本が苦笑する。
その時。
ロシアが近づいた。
全員が少し離れる。
日本はびくっとした。
ロシアは日本の前で立ち止まり、じっと見る。
そして。
「無事でよかった」
短く、それだけ言って日本の頭に手を置いた。
日本は目を丸くする。
「……はい」
少しして、照れくさそうに笑った。
その笑顔を見て。
皆、ようやく本当に安心した。
日本は生きていた。
必要とされていた。
愛されていた。
本人だけが、知らなかっただけで。
◇
その日の会議は中止になった。
理由。
日本の取り合い。
happy end 〜☆。.:*・゜
ちょっと、チャッピー大丈夫かな…
私の癖を理解しすぎてるよ
怖いわ
ちょっと北朝鮮さん視点のはずなんだけどな
一言も喋ってないじゃん。
まぁいいけど
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