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陸久は空河さんの家に残るらしいから

私は “ 本当の家 ” に帰っている。

先程の話が本当なら…人間って怖いと思う。

だって私のことを見たいがために人殺しとか

有り得ないし…。

ちゃんと真実を聞かなきゃ…。


「流花、おかえり」

そう言って出迎えてくれたのはお父さんだった。

「今日、何食べる〜?」

「オムライスとかにする?」

そんな楽しげに私に話さないでよ。

なんで私に隠すの?

でも、もし本当だったらって考えると聞くのが怖い。

そんなことを思いながら玄関で佇む。

「流花?どうしたの?」

でもどっちにしろいつか聞くかもしれないと

思い、私は思い切って聞いてみた。

「なんで私が見えるの?」

「…そりゃあ家族だからでしょ〜」

謎の間がとても気になる。

「人殺しをしたから?」

「….それ、誰かから聞いたの?」

あぁ、やっぱり本当だったのか..。

聞きたくなかった。

嘘だって言ってよ…。

「友達のお兄さんに聞いたの」

「本当なの?」

「嘘って言ってよ…」

「嘘じゃない」

お父さんの前でそう呟くと、

トイレから出てきた幽夜はそう言った。

「言い伝え自体はな」

「え?」

「そいつは知らなかったんだろ」

「言い伝えはもう1つある」

言い伝えがもう1つ…?

それは期待していいものなの?


「「亡き者の血縁者は亡き者を見ることが出来る」」


真剣な顔で2人は同時に呟いた。

「ほんとに?」

「そうだよ」

「俺たちが人殺し?有り得な」

「今日はオムライスね〜」

「ケチャップを血に例えて!」

「父さん物騒」

「そういうネタだって〜」

良かった…。

本当に良かった。

でも、まだ安心しきれない点がある。

それは陸久は血縁者では無いということ。

つまり、陸久は殺人を行ったってことだ。

今宵も花火と共に

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