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「坂本志乃さん。俺と付き合って下さい」
蓮くんが今まで見た事のないくらい真剣な眼差しで私を見つめている。
私は年甲斐もなくドキドキして、蓮くんから目が離せなくなってしまった。
答えない私に痺れを切らした蓮くんが私の手を握り
「志乃さん……」
甘い声で私の名前を囁く。
「ちょっ、待って……」
迫ってくる蓮くんから逃げるように 後退(あとずさ)るが手はしっかりと握られたままで離してくれない。
人目を気にすることなく蓮くんが私の手を自分の方へと引き寄せたかと思うと
「俺じゃ駄目ですか?」
蓮くんの唇が手に微かに触れ、驚いた私は思いっきりその手を振り払った。
「ダメーっ!!」
叫び声と共に勢いよく起き上がった。
「――あれ?」
目の前には蓮くんの姿はなくて、辺りを見渡すと見慣れた自分の部屋でベッドの中に居た。
「なんだ夢か……」
安堵(あんど)のため息と共に項垂****************************
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