テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
体だけの関係だったやわしゅんです。
🤍攻 ❤️受
⚠︎︎ 若干肌色要素有り
―――――――――――――――――
仕事がうまくいかない日が続いていた。
なんとなく全部1回忘れたくて、
舜太は気づいたら柔太朗の家に来ていた。
理由は自分でも分からない。
ただ、柔太朗なら忘れさせてくれる気がした。
「えっ、しゅん?どうしたの」
ドアを開けた瞬間、立っていた舜太を見て 、
柔太朗は一瞬固まった。
連絡もなく、こんな時間に。 何より、表情がいつもと違った。
目が赤くて、呼吸が浅い。
今にも泣きそうなのに、逃げる気はない顔。
「舜太……?」
名前を呼んだ、その次の瞬間だった。
舜太が一歩踏み込み
ほとんど勢いで、柔太朗の胸に飛び込む。
「……っ」
強引、という言葉が一番近い。
服を掴まれて、体重を預けられて、拒む間もないまま。
そのまま舜太は、押すようにして家の中に入ってきた。
玄関のドアが閉まる音が、やけに大きく響く。
「しゅ、ん? まじでどしたの」
戸惑いながら言う柔太朗、 腕をどうしていいかわからないまま、宙に浮かせている。
舜太は離れない。
胸元に顔を埋めたまま、小さく息を吸って、吐いて。
「……なあ」
掠れた声。
「じゅう」
一拍、間があって。
「酷くして」
舜太が、どこか投げやりに言った。
柔太朗は予想外のこたえに一瞬驚いたが、
舜太の顔を見るとゆっくりと舜太の腕をほどいた。 突き放すほど強くはしないけれど、距離を作る。
さっきの言葉は軽く聞こえたが、 柔太郎には違って聞こえた。
「……やだよ」
舜太は一瞬きょとんとして、
すぐに眉をひそめる。
「……なんで?」
責めるでもなく、困ったみたいな声。
柔太郎は舜太の方をちゃんと見た。
「好きだから」
「そんな顔してる時に、そんなことできない」
しばらく沈黙が落ちた。
時計の秒針だけがやけに大きく聞こえる。
「…じゅうには敵わんな、」
ぽつりと零れた舜太の言葉に、
柔太郎は笑う。
「なんかあったのバレバレだし、笑」
柔太郎はそう言って優しくキスをしながら
舜太を床に押し倒す。
「今日はさ」
「…うん」
「酷くして忘れさせてあげてもいいよ」
舜太は小さく笑った。
「…ずるいなぁ」
「何が」
「そういうところ」
柔太郎も笑う。
「やめてって言ってもやめないからね?」
.
.
―――――――――
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!