びっくりして、声の方を見ると
「あ〜!美貴さ〜ん!彩葉さ〜ん!こんにちは〜!!」
『リエーフくん!?』
教室に入ってきたのはリエーフくん。
バレー部で研磨の後輩の子だ。
私の席の前に来て
ほんと
「研磨さんと同じクラスってホントだったんですね〜!」
『うん、研磨は前の席だよ』
「そうなんですか!?いいなぁ〜研磨さんや美貴さんと同じクラスって羨ましいなぁ〜〜
僕も同い年が良かったです〜」
『あは、そだね〜リエーフくんが居たら毎日賑やかになりそうだね!』
犬みたいで可愛いな!?
と
ムクッと机に突っ伏していた研磨が起きて
「リエーフうるさい……」
と。
リ「研磨さ〜んそれはないでしょ〜
昼休みにトス上げてくれるって約束したじゃないっすかぁ〜!」
リエーフは研磨を揺すりながら言う。
研磨はされるがままにユラユラ揺さぶられるw
普段静かな研磨と話せるのはほんと
バレー部のみんなだけだよなぁ。
なんか微笑ましい。
「リエーフが勝手に約束しただけじゃん」
リ「ええ〜ちゃんと約束しました〜ぁ」
「一方的にね」
リ「俺すっごい楽しみにして、早弁したんですからぁ〜!」
「知らないよ……部活前に疲れるなんてヤダ」
リ「も〜研磨さん〜!トスあげるだけじゃないっすかぁ〜」
トス……。
バーンって打つ前に、高くあげるやつだよね?
もし、私に出来るなら____
『ねぇ、リエーフくん』
「ん?なんスか?美貴さん!」
『私がトスあげるってのはどう?』
「え。」
研磨がびっくりした目で私を見る
リ「ほんとですか!?嬉しいです!!!」
キラキラした目でそう言い
リエーフくんは私を見
ガシッ
私の手を掴み
リ「美貴さんほんと優しいですね!大好きです!」
と
『ふぁえ!?///』
ザワザワザワザワザワザワ……
「告白?」
「あの子ハーフ?めちゃくちゃイケメンじゃん」
「田中に告白かよ……」
「勇気あんなあいつ……」
うう……みんな見てるよ泣
リ「美貴さんがご飯食べ終わるまでここで待ってていいっスか?」
『あっへ……///いいけど……』
リエーフくんは何事も無かったように空いている隣の席に座る。
佐藤「美貴、ドンマイ」
ポンッ
佐藤氏は私の肩を軽く叩きニヤリと微笑む。
いやいやいやいやいや!?!?
平穏な高校生活は!?www
け……研磨ぁ……
研磨の方を見ると
あれ、、、?
私の方を睨んでる?
目が合うとプイッとそっぽを向く。
あれ……?
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