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『こうでいい?』
ポーーーンッ
この前のバレーの練習のことを思い出しながら、見よう見まねでトスを上げてみる。
思ったよりバレーボールって重いんだ
なかなか上にあげるのには力がいる
私のあげるボールをリエーフくんは上手に
バンッッ
とスパイクを打ってくれるけれど
リ「ん〜もう少し高い方がいいかもッス!」
『もう少し!?』
結構大変なポジションだなぁ、、
確かセッターって言うんだっけ
研磨が言ってた。____
高くあげるには____
足を曲げながら、両足を同時に踏み込んで
軽くジャンプして____
ボールを____
ボスッ
『あ゛いて!』
慣れない難しいことをするんじゃない。
ボールが顔に直撃した!
と
「っぷ!」
ん?
リ「美貴さ〜ん!大丈夫っすか!!!
って、研磨さん!?」
私の近くにリエーフくんは寄ってきたかと思うとオーバーリアクションかなってくらい大きくびっくりした動作をして
「美貴、へたすぎ」
私の後ろにある窓から、
そう言って笑う____
リ「も〜!見てるならトスあげてくださいよ〜!」
「それは無理」
リ「なんでですかあ〜!」
「だってリエーフへたくそだもん」
リ「俺は下手くそじゃないですぅ〜!」
「まあ、美貴よりかはマシかな」
『大きなお世話なんだけど〜ww』
私バレー未経験だしね!?
と
研磨くんの方を振り向こうとすると____
グラッ
視界が揺らぐ。
え。
なにこれ、
リ「わ〜美貴さーん!」
「ちょっ!?美貴!?」
研磨とリエーフくんの声が遠くに聞こえる
そのまま____
あ、今日超いい天気____
空が目の前に____
私は____