猛君と唇が重なりそうになった瞬間……
ふい……と顔を逸らされた。
「……?」
「……ダメだ」
「え?」
「今キスなんかしたら興奮して暗記出来なくなる!」
猛君はそう言ってすごい速さで私が作ったノートを鞄に入れると、すくっと立ち上がった。
「 ~~っ!帰る!ブラウニー美味かった!」
「う、うん……」
部屋を出て、玄関に行くとお母さんがリビングから出て来る。
「あらあら、猛君もう帰っちゃうの?お夕飯も食べていったらいいのに」
「いやっ!すいません!すげぇ食べたいんすけど、帰って勉強しないといけないので!」
「まぁ!勉強熱心なのね!今度はゆっくり遊びに来てね」
「はい!お邪魔しました! 」
お母さんに少し慣れたのか、猛君の顔が恐いだなんて言われているのが嘘のような愛想の良い笑顔でお母さんに挨拶をしていた。
「私、猛君の事そこまで見送ってくるねっ」
家を出*****************
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