今回はジェノ↓の物語です
名前 ジェノ
性別 男
ジェノ視点のお話。
“滴る水に座り込んでいるのはだあれ?
…誰かな…?”
「私だよ。私の名前はジェノ」
話しかけてくれる人々全員に返事をするの。
人間が大好きなんだ。
皆良い人ばかり。
私を頼ってくれるのは嬉しいんだけどね…。
傘の先じゃ荷物が落ちて、失望されるたびに心が痛む。
私は本当に役に立てているのだろうか。
そう思いながらも過ごしていた。
そんな時、気分が沈んでいる私を呆然とした顔をして見つめている者が居た。
以前よく訪ねてくれていた人間だった。
「会いに来たのかい?」私はこう尋ね、
“はい!”と笑顔でよく通る 声が耳に届くので、先程の憂鬱は何処へやら、その微笑む無邪気な人間を見つめ微笑む私。
その子はまだ幼くて、小さな手が愛おしくて愛おしくてたまらなかった。
私は、この子に何一つ不満無く過ごして欲しいと想い、毎朝来てくれるあの子に、手作りのぬいぐるみを与えている。
いつも、幸せそうな顔をして訪ねてくれるのが私は其れだけで幸せだ。
コメント
2件
1人1人の過去がしっかり描かれててめちゃくちゃ上手いし最高…😢 ジェノほんまに優しい😭