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コメント
1件
おお、第51話来日! 主人公の日本に対する第一印象、めっちゃリアルだったわ。湿った空気に「好きじゃない」って言い切る感じとか、「足伸ばせないの?」ってバスの狭さにツッコむとことか、海外から帰ってきた人間の感覚がすごい伝わってきた。タクシーで英語話してできないフリするところも、「あー、こういう人いるいる!」って思った。キャラの内面がクッキリ見えて、続きが気になるスタートだったよ🔥
#absk
佐.
131
篝火

269
288
空港を出た瞬間、湿った日本の空気が肺に入り込んだ。ああ、この感じ。懐かしい……いや、正直好きじゃない。
最寄り駅までのバスに乗り込む。
車内を見渡したが
日本のバス、狭すぎでしょ。
足、伸ばせないの?
幼い頃に滞在していたはずなのに
景色よりもまず、窮屈さが蘇ってきた。
人の視線、距離、温度。
どれも近すぎる。
やっぱ無理
キャリーケースと一緒にバスを降り、タクシーを拾う事にした。
空港内のタクシー乗り場にて
最も外装が綺麗な車を選んで乗り込む。
「お客様、どちらまで?」
「To Seio Academy」
短く英語で告げると、案の定、間が生まれる。
「えーえっとせいおーの後をゆっくりプリーズ」
(チィッこの親父、簡単な英語もわかんないのかよ)
「セイオーガクエンマデ」
片言の日本語に切り替え、柔らかく微笑む。
できないフリはこういう時に便利だ。
別に英語がわからないことを責めはしないけど
見知らぬ大人に余計な詮索をされるのは趣味じゃない。
だから
話し掛けられないために、話せないフリをする。
「オッケーオッケーサンキューサンキュー」
運転手は満足げに頷き、ゆっくりと車を走らせた。
到着するまで寝ておこうかな