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初めて都会に来た時はガヤガヤしててこんなところ住めるわけないって思ったり
実家に帰りたいとか思ってた
初日はずっとドキドキしてた
知らないお店と知らない道、知らない顔
スーツの人たちがずっと朝から道を歩いてて
まだ慣れない風景を歩いた先は
私の新しい家
まだダンボールしかないし、家に誰かも呼べない
ダンボールの中にある家具を組み立てたりして
忙しいから人の顔なんて覚えなかった
そろそろ落ち着いてきた頃だから
電車に乗った
そこで出会ったよね
あなたにはお世話になってるし、ここのこと
いっぱい教えてくれた
そうこうしてるうちに2人は恋愛関係になったよね
もう都会なんてうるさいなんて思わなくなって
結構ここもいい街だとか思っちゃったり
実家のことはあまり思い出さなくなった
ドキドキもしなくなったし
見慣れた街並み、見慣れた顔
一緒に歩くスーツの人たち
もう慣れた景色を歩いた先は仕事場
結構人は少ないし、サボったりもできない
予定通りに物事を進めて
そんなかんだで人の顔も覚えてきた
大事なことがあるからちょっと焦ったりするから
急ぎ足で電車に乗った
そこで久しぶりに会った
もうあなたは他の女の子の隣にいるのね
そうこうしているうちに電車が来て私は乗った
隣の車両で仲良さげに話す2人を見ていて
胸がとても苦しくなった
都会が嫌いになってしまって
やっぱりここは騒がしいし物騒な町だなとか思って
実家が恋しいとかすぐ思って
いつも上司に叱られるからイライラするし
新しく今にドキドキしている顔が前を通る
一緒に歩く同僚たち
人も増えてきたし、たまにサボっちゃったり
日めくりカレンダーをずっと剥がしてる毎日
そんなかんだで職場に新しい新人もきて
私めんどくさがり屋でしょ?だから
明日の資料家でまとめることにしたんだよ
毎日同じ電車で仲良しカップル
隣にいるのはまた違う女
「あんなクズ男と別れられて良かった」
隣の車両でイチャつく二人を見ていて
少しニヤついちゃったかもな