TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

この日は1日休みだったから二度寝した。

しかし、夢は見なかった。

どうやら夜寝たときだけあの夢は見るのだろう。

昼頃、着替えて隣町へ出掛ける。

私立なのか土曜日なのに学校へ行く女子生徒達を見つけた。

なぜか彼女達から目が離れなかった。

「隣町で服を買おう。」

わざわざ声に出して前へ足を動かす。

自分のココロに鍵を掛けて。


男物の服をじっと眺めて選ぶ。

購入し終わって、家に帰る途中も帰宅途中なのだろう女子生徒を見つけた。

今度は見て見ぬふりで通り過ぎようとした。

けど、出来なかった。

泣きながら帰ってる途中であろう彼女が昔の僕と重なった。

そして誰かがハンカチを差し伸べてくれたのを思い出した。

だからか、ハンカチをその少女に差し出した。

「これ上げる。」

それだけ言って家路を急ぐ。

家についたとき泣きそうだった。

『何泣いてんだ。』

『これで涙ふけ。』

その時、そう言ってくれた、言ってもらった少し不器用で優しい言葉を思い出す。

あの夢と関係があるのはなんとなく分かったけどまだ少女についてや他にも色々分かっていなかった。

もう分かりたくなんかない。

けど、

けれど、

知らなければならないと、

知れと、

ココロの中で誰かが叫ぶ。

だから、

覚悟を決めた。

布団に入り電気を消す。

「夢へ行こう。」

ゆっくりと目を閉じた。

この作品はいかがでしたか?

12

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚