〜注意事項〜
・この作品はwrwrd様の二次創作です。
・本人様とは関係ありません。
・検索避けに協力してください。
・軍パロ、流血表現が含まれます。
(次回からは病み表現、洗脳等も含まれます)
◇◇◇
「 ciとshpで、ツーマンセルになってくれ。 」
「「 …えっ?? 」」
近々迫る、潜入調査。
とは言っても、相手国にはその事が察されていて、警備も厳しくなっている。
つまりはほぼ、宣戦布告をしている状態であり、潜入よりかは戦争、の方が正しいだろう。
そこで、ciとshpはツーマンセルを組むこととなった。
向かうのは、ciとshp、それからut、kn、zm、shoである。
ciとshpの他、4人は各々でツーマンセルを組むらしい。
「 良いっすね。 やってみたかったんすよ。 」
と、机に置かれた書類を眺めながら、余裕そうにshpは言った。
真逆に、ciは唇を噛みながら書類を頭に叩き込んでいた。
「 2人は仲もええし。 ツーマンセルにピッタリやろ?? 」
tnが楽しげに言うのを、shpは深く共感した。
後ろにいるgrも、同じく頷いていた。
けれども、ciは違った。
「 …実力の差がありすぎやしませんか、 」
「 zmとemを見てから言うんだな。 」
grが秒でツッコむのに、tnは呆れながら笑った。
「 ciは毎日頑張っとるから。 やってみようぜ。 お前ならできるって。 」
grとは変わって、tnは優しくそう告げた。
shpもciの背中を叩きながら笑う。
「 お前、途中で怖くなって逃げんなよ〜?? 」
「 …!! な訳ないやろ!! 絶対勝ってみせる!! 」
「 その調子なら平気そうやな。 」
shpの笑顔に、ciは少し安心して息を吐いた。
「 …shp!! 」
会議が終わり、書記長室を出ると、ciはshpに声をかけた。
shpは振り返って、首を傾げる。
「 やっぱり、手合わせしてほしい。 」
「 大丈夫やと思うけど。 お前がしたいならええよ。 」
「 …ありがとう、助かるわ。 」
「 ん。 どっち?? ピストル?? 木刀?? 」
「 ピストル。 」
そう言って、訓練所に向かう。
訓練所には、既にutとknがいて、お互いの戦闘ポーズにアドバイスをし合っていた。
それもいいな、と思いながらciはペイントボールを手に取った。
「 おーshpとci。 お前らも今度のやつ?? 」
「 そうっすね。 ut先生達も?? 」
「 そうやね。いつも指示出ししてる俺が、knに合わせて動けるか心配で。 」
utはヘラヘラと笑っていた。
shpの後ろではciがジッとその様子を見ていた。
utには元々才能がある。
やる時にはやる。見せつけてくる。
だからこそ、utは戦闘狂のknとペアを組める。
emと同様に。
「 …ci!! お前も緊張してそうやなァ!! 」
knが察したようにこちらを見てきた。
それに合わせて、shpとutも振り向く。
「 ……あはは、俺にできるかなあ?? 」
「 お前さっき言ったやろ。 逃げたら許さないからな。 まー、追いかけるけど。 」
「 わ、分かってる!! 」
「 ci怖くてチビんないでね。 」
「 …utッ!! お前で練習してやる!! 」
「 えっ、ちょ、ペイントボールは卑怯や!! 」
ciはutにペイントボールを構えて、追いかけ始めた。
utも慌てて走り出し、鬼ごっこが始まった。
その様子をケラケラ笑いながら、スマホを向けているshpにknが問う。
「 お前がciを選んだのに、理由はあるんか。 」
恐らくその問いには、shpの実力からしてtnやht、rbなどを連れて行った方が効率的ではないか、という疑問が含まれている。
tn達も、来ないだけで呼べば来る。
ツーマンセルを組もうと呼びかければ来ただろう。
けれど、そこにciを選んだ。
戦いにも慣れていない、数年前にはただの詐欺師で、今も戦闘よりかは外交として動いている。
そんな彼を選んだ理由か。
「 信じてるんで。」
shpはスマホを向けたまま、そう笑った。
◇◇◇
さらに迫ってきた戦争。
急遽、shpとciは一足先に潜入をすることになった。
緊張して岩のように固まっているciの背中をべしべしとshpは叩いていた。
「 行くぞ。 大丈夫かー?? 」
「 わ、わわ、わかってる…行く、行くよ、 」
「 ははは、緊張しすぎやろ。 いつも通りでええって。 沢山訓練したやろ?? 」
「 した、したっ!! 」
「 じゃあ平気。 行くぞ。 」
車に乗り込み、shpは道順の下調べを始めた。
ciは震える手をなんとか落ち着かせようと試みた。
窓から入り込む風に、髪の毛をなびかせながら、何度も手のひらに人を書いた。
その様子を、いつの間にかshpはスマホで撮っていた。
呑気なやつだ。だが、そこが好きだった。
ciもいつしか、クスクスと笑っていた。
そして、国に着いた。
確かに警備が厳しくなっている。
警備の甘い所を探し出し、裏口を見つけた。
2人はそこから中へと潜入をすることに成功した。
「 …中にも警備はあるやろうから、無闇に行くのはやめよう。 」
「 分かった、ライト持ってきたから使って。 」
「 助かるわ。 」
ダクトで移動することになり、ciは持ってきたライトをshpに渡した。
shpはそれを口に咥えて、ダクトの中を這って行く。
「 資料室あったぞci。 」
「 shpは部屋の扉の前に居てくれ。 俺が資料集める。 」
「 りょーかい。 」
shpはダクトを開けて、飛び降りる。
幸い、部屋の中には誰もいなかった。
扉の前まで行き、斧を構えた。
その間、ciはファイルを漁り、役に立ちそうな資料を探る。
パソコンのUSBも抜き取り、ポケットへ詰めた。
「 …!! ci、数人誰か来てる。 隠れるぞ。 」
「 ?? 戦えばええと思うけど…隠れるん?? 」
「バカ、こんな情報の宝箱みたいな場所で暴れられんよ。」
「 俺たち、ツーマンセルなんやで?? 」
「 数人来てんねん、もし5人以上来てたら… 」
「 おい、誰かいんのか!! 」
ドンドン!! と扉が叩かれる。
shpがかけておいた鍵も恐らくあまりモタない。
この国のモンなら、鍵くらい持ってるはず。
shpはciをダクトへと押し上げた。
ciもようやく事態の深刻さに気付き、ダクトからshpに手を伸ばした。
ドンッ!! と更に大きな音が響き、扉が開く。
ギリギリの所で、shpはダクトの中へと這い上がった。
だが、存在を彼らに知られてしまったのだ。
「 ci、早く進め!! 」
「 わ、わかった!! 」
足音が真下に聞こえる限り、位置もバレている可能性が高い。
ciの荒い息に、shpは唇を噛んだ。
安心させてやるって、約束したつもりだった。
自分は、彼を逆に不安にさせてしまっている。
こんなの、先輩失格であり、友達も失格である。
「 ci、外に出よう!! 援助要請をzmさん達に発信しといたから!! 」
「 そ、そと!? どうやって… 」
「 落ちるぞ!! 掴まっとけ!! 」
肘でダクトを突き落とし、ciの足を掴んで降りる。
物置のような部屋に落ちると、窓を割る。
高さは2階か3階くらいだろうか。
下には木や草があるから、落ちても重症ほどにはならないだろう。
「 ci行くぞ!! 」
「 う、うんッ!! 」
ciを掴み、そのまま飛び降りる。
背後から扉の開く音がして、発砲音が耳元で感じられた。
髪の毛に弾が掠れ、熱くなる。
木の枝に衝撃を分けて、そのまま草の中へと落ちる。
痛む足は、なんとか動く。
折れかけっていう所だろう。
「 ci、大丈夫か?? 」
「 ごめん、shp…俺のせいで、!! 」
「 そんなこと言っとる場合ちゃう。 早く行くぞ!! 」
「 zmさん達はもう着いたんか、!? 」
「 嗚呼、前線部隊も集まっとるらしい。 堂々と来るだろうな、あの人達なら!! 」
ciの手を引っ張りながら、走っていく。
警備の人らも増えていき、何度も何度も銃弾が身体を掠めた。
けれども、zmのバイクの音、それからemの車の音も近づいてきた。
ほうっとして、息を吐いたciをshpは突然突き飛ばした。
「 …ッ!! shp、、!! 」
shpは投げられたナイフに足を刺され、その場に蹲っている。
それを取り囲むように警備が集まった。
突き飛ばされたciには、目もくれず、shpへと走っていった。
なんとなく、shpは察した。
自身を人質にするつもりであることを。
「 おい、コイツ生きて返して欲しけりゃ、奪った情報を返してもらおうかァ?? 」
震えるciに、shpは冷静に首を振った。
もう時期、zm達が来る。
それまで時間を稼げばいいのだと。
けれども、そんなciを追い討ちするかのように、警備はshpの髪の毛を掴みあげた。
「 おい、聞いてんのかァ!! 」
「 い"ッ…たいんすけど、 ハゲは勘弁っすね。 」
「 黙れ!! あと5分だけの命だぞ、このままだとなァ 」
shpはそれでも、ciを安心させようとしていた。
ハゲは嫌だ、あの人と同じにはなりたくない、そう言って苦笑していた。
だが、ciにそれは効かなかった。
「 …は、はッ、sh、p… 」
「 …ci?? 」
「 大人しく渡しな。 」
震える手は、ズボンのポケットへと伸びていく。
そう、銃の入ったズボンのポケットへと。
shpはハッとして微笑んだ。
ciは逃げてなんて居ない。
shpはそれから、男らがciに気を取られているのを見て、足を蹴り上げた。
人数差にも負けないように、ciの背中を押すように男らの相手をした。
「 ci、打てェ!!!!!! 」
きっと、振り返れば自信に溢れた相棒の顔が…
「 あ"あッが…!!!!?? 」
「 …ッ!?!!?!! 」
shpの腕が、深紅色に染まっていく。
ciの震える手から拳銃が滑り落ちて、顔は真っ青になり、呼吸は高ぶる。
飛び出しそうなくらい開かれた目は、目の前の己の失敗を嫌という程突きつけてきた。
男らは待ってましたと言わんばかりに不気味な笑みを浮かべていた。
それが更に、ciを追いやったのだろう。
shpは痛む腕になんとか耐え、ciへと視線をやる。
ciが絶望に覆われた顔をしているのに、shpは安心させようと喉を震わせた。
その言葉が届く前に、zmの声が響いた。
恐らく、それがトドメだっただろう。
ciは拳銃をその場に投げ捨てて走り出した。
背中には謝罪だろうか罪悪感だろうか、弱々しく禍々しいオーラが放たれていた。
そしてshpがまた声をかける前に、shpを囲んでいた男の1人が倒れた。
zmが着いたのだった。
流石としか言いようのない、命中率。
けれども、shpは選択肢を変えた。
森の中へと駆けていく相棒を追いかけた。
否、追いかけようとした。
足に刺されたナイフのことを完全に忘れていたのだ。
足を前に出して、情けなくその場に倒れ込む。
「 shpくん!!!! 」
「 …ぅ、em、さ、 」
「 大丈夫か、嗚呼ッ…腕も足も、!! 」
emの心配は、ciに届いてしまっただろうか。
そうだとすれば、彼を更にドン底へ突き落とすこととなる。
shpは負けじと大きな声で、平気だと叫んだ。
俺は平気だ、だから戻って来てくれ。
逃げないでくれ。
まるで、お前が悪いみたいじゃないか。
「 …ciは?? 」
警備を一通り一網打尽にしたらしいzmが、頭の後ろで腕を組みながらやって来た。
shpはemの手当を受けて、ようやく立ち上がる。
「 ciは警備に襲われたので、逃げるように俺が指示しました、 」
「 その結果、shpくんが捕まってもうたんか?? 」
emが医療器具を片付けながら問う。
shpは彼を庇うように頷いた。
咄嗟の嘘は、彼を悪いようにさせないためだ。
偽善ではあるかもしれない。そう思わせてしまうかもしれない。
けれども、彼は相棒だから。これからだって。
「 ciを探すのを手伝ってくれませんか。 アイツ、きっと相当メンタルキてる。 知らずに遠くへ逃げてたら、また危ない目に会うかもしれないです。 」
「 せやね。 …けど、気になること聞いてもええ?? 」
zmは、警備の奴らが持っていた拳銃を持ち上げ、ジッと見つめる。
「 shpくんの腕の傷、この拳銃ちゃうよな。 コイツらが使っとる銃弾は、体内に入ると大きく変形して傷を広げるヤツ。 でも、その傷は当たってすぐに広がってる。」
「 ホローポイント弾やね。 …俺らが使っとるやつや。 」
emがzmの疑問を拾って、手元の拳銃を見た。
「 なぁshp。 馬鹿げた事してないで言ってくれ。 それ、ciにやられたんやろ?? 」
「 ………流石っすね。 四流ツーマンセルは。 」
zmはciに対してもshpに対しても怒らなかった。
その場にしゃがみこみ、shpの肩を撫でる。
「 何があった。 ciがお前を裏切るマネ、するとは思えないんやけど。 」
「 …プレッシャーを与えすぎたんでしょう。 心への負荷が人一倍大きいあの子の事。 相棒の命を敵の手の中に取られ、更に自分で助けきるしか選択肢が見つからない。 ともなれば、あの子は焦りで潰れてまう。 」
emが、悔しそうに俯くshpに変わってそう呟いた。
zmはそれに深く頷き、shpの肩をもう一度ポンと叩いた。
「 でも!! 俺はアイツのことを悪いだなんて思ってない!! 」
「 うん、分かっとるよ。 em、shpを頼むわ。 俺はciを探す。 」
zmはバイクに飛ぶように跨った。
shpはemの肩を借りて歩く、車は目の前にあると言うのに、足取りが重たい。
彼が、もし帰ってこなかったら。
そう考える度に、車に乗るのが嫌になった。
zmに着いて行きたかった。
けれども、この身体じゃciにどんな影響を与えるか分からない。
そういう、emの言葉に納得を受けるしかなくて、そのまま車に乗り込んだ。
信じたことが、彼を追い詰めていたのかもしれない。
お待たせいたしました、ようやく投稿できましたすみません💦
次回から淡々と短くなりますが、できるだけ早めに投稿していきます
こちらリクエストですありがたい🙏
リクエストして頂いた内容は次回からなんですけどね!!!
前置きが長くて申し訳ない
話変わりますが、最近コ〇ンにハマってて!!
友人に誘われて映画も見まして、中国古典が出てきてもう高.明さんハマりましたね👍🏻
私も中国古典使いたいぜ!って事で、古典なのかは分かりませんが、使いました!!題名に和訳ですけど!!!!
いいですよ、中国古典は。。。。。
あの雰囲気大好き
孔子でしか得られない栄養がある
コメント
15件
最高です!!!四流が一瞬疑ったけどci裙の事信じるところとか!!!!! コ◯ンの犯人お姉ちゃんにネタバレされたし見に行ってないなぁ
最高だぁ~まるちゃんの才能がすごすぎて怖い(笑)zmさんとかが裏切りを疑ったまま突き進まなくってよかったぁ頑張ってください!!!!