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第三十五話「逃げ道」
崩壊した研究施設。
古流斬は一人で施設内を歩いていた。
「……。」
部屋を一つずつ確認する。
「違う。」
「ここも違う。」
世界統合装置。
探しているが見つからない。
十分ほど探した後、古流斬は頭を掻いた。
「探索系……。」
「苦手だな。」
「隠されると全然分からねぇ。」
小さくため息をつく。
「まぁいい。」
「先にやることやるか。」
⸻
施設の外。
瓦礫の中。
閻魔とケイトが倒れていた。
古流斬はすぐに二人の元へ駆け寄る。
「おい。」
「生きてるか。」
閻魔は薄く目を開ける。
「……古流斬。」
ケイトも小さく笑う。
「来て……くれたんですね。」
古流斬は応急処置を始める。
包帯を巻き、止血する。
「喋るな。」
「死にはしねぇ。」
閻魔は苦笑する。
「相変わらず……。」
「雑じゃの。」
「応急手当てだからな。」
古流斬は立ち上がる。
「後は救護班が来る。」
「俺は行く。」
ケイトは驚く。
「どこへ?」
古流斬は刀を握る。
「クロノ。」
「あいつの所だ。」
⸻
戦場へ向かう途中。
古流斬は立ち止まる。
「……。」
少し考える。
「いや。」
「待て。」
「クロノは未来改変。」
「追い詰めても。」
「逃げる。」
静かに笑う。
「なら。」
「逃げ道を無くせばいい。」
雷帝を発動。
巨大な雷が大地へ走る。
ドォォォン!!
山を崩し。
道路を破壊し。
周囲の地形を変えていく。
古流斬は淡々と呟く。
「取り敢えず。」
「未来を潰すか。」
「逃げ道。」
「全部塞ぐ。」
雷が四方へ広がる。
橋が落ちる。
崖が崩れる。
通路が埋まる。
クロノが未来改変で逃げようとしても。
逃げる場所そのものを消していく。
古流斬は不敵に笑った。
「さぁ。」
「未来さん。」
「どこへ逃げる?」
刀を肩へ担ぎ、ゆっくりとクロノのいる戦場へ歩き出す。
「今度こそ。」
「終わらせる。」
⸻
第三十五話 完
#作者干渉型コメディ
澪彩の引き出し【サブ垢】
10,730
#ご本人様とは一切関係ありません
yozakura🌸
349
ゆきまる
MaruM
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コメント
1件
やばいやばいやばい!!!!!😭🔥 第35話、めっちゃ熱かった……!! 「逃げ道を無くせばいい」って発想、古流斬らしくて痺れたよ……雷帝で地形ごとぶっ壊すの、強すぎィ!!💥 ケイトと閻魔の応急処置してるところも、口調は雑なのにちゃんと仲間想いなのが伝わってきて、ギャップに悶えた……🥺💕 クロノとの決着、ついに来るね……!次がマジで楽しみすぎるっ!!✨