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5話だぁ☆
今回も政治的意図とかはありませんぬ
じゃあ、レッツゴー!
陸「…ザシュッ」
1942年 12月 8日 英領 マレー半島
大日本帝国、彼は、敵兵を切り捨てながら歩いていた。
敵兵「やめてくれ…!!せめて、せめて命だけは!」
ザシュッ
冷たい音が灰色の廃墟に響き渡る。
独り、真っ赤な道をつくりながら歩いていく。
ザシュッ、ザシュッ。冷徹で、哀しい音が響いた。
陸「…はい。はい。ここは制圧致しました。」
静かで冷たいこの場所にそんな冷たい、感情の読めない声が響く。
_____プツッ
電子音がした。と思えばまた紅い花が咲いた。
まるで鬼だ。俺はそう呟いた。
どんな命乞いも、叫び声も彼の関心を引けない。俺も、また彼に切り捨てられた。どんどん自分の体から紅が消えてゆく。そこらじゅうに紅い花が咲き、紅い水溜まりを作る。
…じゃあ、な
_____また独り、事切れた。
ナチス「…明日か?会談は」
モブ「ええ。そうですね。」
そう、近くにいた兵に問いかける。
明日は、大日本帝国と、イタリア王国との会談だ。
________大日本帝国。
彼は、彼の国は少し特殊だ。
基本的に、国の化身は優遇される。国の頂点とも言える場所に立つ。
彼も高い位置にはいたが、優遇はされていなかった。国の頂点でもなかった。
なんならきっと、其処らの兵より雑なのかも知れない。命の危険のあるような仕事だって彼奴にはくる。だが、「天皇陛下の為に。」そういって、彼は為し遂げてきた。
__________天皇陛下の為に。
そう、大日本帝国は掲げる。最初は少し異質に感じた。今では、もう慣れたことだが。
…そういえば、最初彼に会った時には、二人誰かが付いていたが…彼達は誰なのだろう。…明日聞くか。
リンリンリン
甲高い音が響く。
ナチス「 Guten Tag 。 誰だ?」
イタ王「ioなんね!!ナチ!」
男にしては高めの声が受話器から発せられる。
ナチス「用件は?」
イタ王「暇だからなんね!喋ろなんねー!」
ナチス「はぁ…まぁいいが。」
ナチス「明日は会談だぞ?用意は出来ているのか?」
イタ王「アッ…デキテナインネ…」
ナチス「やっぱりか…」
イタ王「なんで分かったんね!?まさか!!監視してたなんね!?」
ナチス「な訳ないだろシバくぞ。」
イタ王「キャァ!こわいなんねぇ!」
ナチス「はぁ…きるぞ。」
イタ王「…用意めんどいなんね…」
ナチス「頑張れ。」
イタ王「あ、そういえば日帝は?」
ナチス「…分からんな。かけてみるか?」
イタ王「かけてみよ!」
ぷrrrrr
空「んー…電話?」
任務から帰って来て、まだ少し緊張が抜けていない。肩から力抜かなくちゃな…陸とか海からかなぁ?
ナチス「Guten Tag。俺だ。 」
空「もしもし?空です」
異国語だ。同盟仲間かな?
ナチス「空…?」
空「まぁ、日帝の仲間の者です」
イタ王「へぇー!」
ナチス「…まぁ、用件だ。日帝はどこにいる?」
空「英領マレー半島に任務で行っていますよ!」
イタ王「あ、そうなんね!?なら、帰ってきたら明日会談って伝えといてほしいんね!」
空「了解!伝えとくね!」
イタ王「よろしくなんねー!」
ナチス「勝手に話まとめやがった…(ボソッ」
イタ王「ん?」
空「なんか言った?」
ナチス「…嫌、なんでもない。」
空「ならいいや!」
ナチス「なら、きるぞ。」
空「了解!」
____________________プツッ
コメント
9件
神すぎる続きがめちゃくちゃ楽しみ(((o(*゚▽゚*)o)))
紅い花という名の、血痕
続きが楽しみです!休憩しながら頑張ってください!