教えられた場所へ向かい、静かな廊下に私の足音だけが響く
元々実験室と書かれていたのだろうか線が引かれ研究室と書き直されている
研究室の中から微かに声が聞こえる
コズ「まだっすかね、」
レン「ゆっくり待とうじゃないか」
モモリ「珈琲ちゃんと飲ませたんだけどねぇ、」
クスナ「効き目が悪くても記憶があるなんて…」
コズ「なんすかその目!俺が配分ミスったって言いたいんすか?!」
「「「ええ。そうよ/だ」」」
話しているようで入りずらい
クスナ「あら、来たみたいね、?」
急いでノックをする
レン「やぁ、シーノ。」
扉を開け出てきたのはレン。奥に桃李とコズ、そしてクスナがいた
中に入ると扉を閉められ、鍵をレンが閉めた
コズ「で?君は外の世界について色々覚えているんだよね?」
シーノ『はい、逆に無い記憶がありません、リムちゃんと遊んだ記憶も、お母さんの顔もちゃんと覚えています。』
レン「リムに続き異例だな」
シーノ『リムちゃん、?』
レン「リムは元の人格がどこかに行き、真逆な性格になったんだ。」
コズ「ちょっとレンさん、何教えてるんすか」
焦った様子でコズが言う
シム「どうせ記憶を消すんだ別に良いだろう?」
レンが不気味な笑みで言う
シーノ『記憶を、消す、?』
レン「嗚呼。」
それからレンはこの研究所について語り出した
レン「ここは外から子供を連れてきて異宙人の血を入れる。そしてその成功品をある日一気に外に出す。もちろん異宙人の世界にね。」
レン「君が外にいる時より背が伸びていたりしたのは眠らせてから研究ポットに入れて成長をさせていた。場合によってはそれで死ぬんだけどね。」
レン「最初のランクは運動神経や頭脳で決まるんだが君は館長が最下位にしたんだ。『この家の者は最下位へ』と。」
シーノ『なんで……あ、』
昔おばあちゃんが死んじゃった時
「しーの、」
『おばあちゃんっ』
「あんたは、世界を、子供達を救うよ、」
『え?』
この言葉を最後におばあちゃんは死んじゃった
シーノ『おばあちゃん…』
モモリ「あら、なにか思い出せたの?」
桃李が顔を近づけて顔を見てくる
シーノ『なにも、ない、』
レン「珈琲を飲ませ記憶を消している。リムは珈琲の効き目が強すぎて人格が変わったな。」
レン「さて、もう語ることは無いかな、全てを知り全て忘れろ、」
そうレンが言ったのを合図にコズは私に注射を打ち込む
シーノ『ぁ……』
急な眠気に抗えずそのまま私は眠りに落ちた
起きるとそこは最下位の部屋
記憶を消すのではなかったのか?
全て覚えている
何故だ、?
そんなことを考えているとコズが部屋にやってきた
コズ「やぁやぁシーノ。調子はどうだ?こないだのこと覚えてる〜?」
嗚呼きっと私には薬も珈琲も効かない
特異体質なのだろう、
覚えている。なんて言ったらまた何をされるかわかったものでは無い。そのため私は首を傾げる
シーノ『なんのことですか、?』
コズ「よっし、これで怒られない、よし、!」
コズはとても嬉しそうだ
コズ「ありがとネー」
そうコズは言うと私の頭をガシガシ撫で、去ってゆく
シム「だ、大丈夫だったのかよ!」
シムが駆け寄ってくる
シーノ『は、はい!』
きっとシムさんも洗脳にかかっている。
まだ言うべきじゃない
そう考えていると1人の少女がこちらを見ていることに気がついた
シーノ『貴方は、?』
今考えるとこの部屋に数人人がいるのに名前を聞いていなかった、ルームメイト?になる予定なのに、
??「私、?私は…」
最下位ランクの全員、ちゃんと名前を覚えないとね_
コメント
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すごいという言葉しか出てこない...
めっちゃ話作るのうまくない?すご