私は産まれるべき人間じゃなかった…。いつもお母さんに言われる「アンタなんか産まなきゃよかった」って。別にいい…今更生きたところで誰にも愛されない。私を愛してくれるはずだった人はもう…
何処にもいない
いっそ、死ねば楽になれるのかな
彼女がベランダから出て落ちようとしようとした時、誰かの声が聞こえた。
「……っ!おい!結生っ!!!」
彼が叫ぶ、彼女…結生を助けようと
結生は脚を止め、後ろを振り返ると彼が居た。
「…?誰…!?」
結生は首を傾げる。彼の事をどうやら本当に知らないようだ。
「結生、俺だよ俺。悠斗だよ…。同じ学校に通ってる、同じクラスの。ってそんなことはどうでもいい。お前、何しようとしてたんだ!」
怒りながらでも、どこか不安そうな表情で迫って来る彼を見て、結生は怯えてベランダの角でしゃがんで頭を抱える。
「やめて…ごめんなさい、ごめんなさい…ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい、生ききてごめんなさい。」
「あ、悪い。俺の方こそごめん。お前がこんな状態になっていることに気付かなくて。」
脚を止め、結生に向かって謝る。彼の行動に結生は戸惑う。
「え…?」
「え?」
彼も結生の言葉に戸惑った。
「殴ら、ないの…?」
「は?……」
私はいつもお母さんに殴られていた。
「アンタさえ、いなければ…ッ!」
お母さんは殴りながらそう言う。いつも、お父さんと離婚したのは私のせい、お兄ちゃんや家族が死んだのも私のせい、全部私のせいにして殴ってきた。
でも殴った後、必ず___
「痛く無かったわよね?傷なんて、私が殴ったから出来た訳じゃない。アンタが転んで出来た。虐待なんかされてない…ね?」
「はい…私はお母さんに何も危害を加えられていません。」
毎回聞いてくる。もし否定でもしたら___
「フンッ!ほら、痛くないでしょ!?」
殴りながら、聞いてくる。
私はお母さんのサンドバックだ。だから、いつも気に食わないことがあると私を殴ったり蹴ったりしてくる。お母さんじゃない大人でも。
たまにお母さんが連れてくる、知らない人。最初私はてっきり再結婚相手かなって思ってたよ、けど___。
お母さんはいつも私の知らない人を連れてくる。お母さんは知らない人を連れてきて知らない人からいつもお金を貰ってる。羨ましいな、私もその人からお金が欲しいなって思う。でも___。
本当に貰うべき人にはとどかないところにいつも置かれている。
何をするのが正解なのかも分からない。私は生きたいのか地獄から逃げたいのか、さっぱり分からない。でも、何となく地獄に居てはダメだって思った。けど、誰かに止められた…それが、名前も顔も知らない彼。でも、何故か、彼は私のことを知っている…何故だろうか?まぁ、今更そんなこと気にしてる場合じゃない。彼から逃げないと___。
こちらに迫ってくる彼を見つめ、逃げようとするが、怖くて震えてしまって動けなく、縮こまることしか出来なかった。
「やめて…来ないで。ごめんなさい、ごめんなさい…ごめんなさいごめんなさい。」
ああ、まただ…また傷が出来る。もう…心配されたくないのに。また……!嫌だ嫌だ嫌だ!
彼は脚を止め、結生の方を見つめながら謝る。
「お前がこんな状態になってると気付かなくて俺の方こそごめん!」
恐怖で涙を流しながら、横目で彼を見る。
「え…?殴ら、ないの…?」
「は?……」
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まぁ…なんと言いますかね!初めなんですよ、書くの。だから下手ーとか面白くなーとか思わないでください!!
てか、小説書くの意外と楽しいもんですね。ネタがあると楽しいだろうけど、書くネタが消えたら…寒気がしてきましたね。
誰かに楽しんで頂けたら幸いです!!
ん?なんだって?楽しめるような内容じゃないってなんだお前、じゃあこれ読むな!!!文字1000以上なのに内容薄いって?…しょうがないじゃん、濃ゆいのなんて私書けませぬ。
では、またどこかで!
読むの疲れますよね、すいやせん。
小説書いてる人もすごいけどさ、読んでる人も凄いっすわ