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ライムはアカシックに音もなく近づいた
彼の部下達は驚いた
(何だコイツは!?特異種の精霊をいとも簡単に殺し、俺たちに気配を感じさせなかった!?)
アカシックは警戒した目でライムを見た
「何か俺に用でもあるのか?」
「……お前はやはり、特別な精霊……神に愛された存在だ。私が求めていた、完璧な存在……」
と言い、彼の顎を撫でた
「アカシック様に触るな!!」
アイリーン達が吠えて飛びかかろうとした
「待て!!」
ステラが静止の声を出した
だが遅かったようだ
「私はアカシックと話している、邪魔をするな」
と魔力弾を放った
「うわっ!!!!」
アイリーンとジュジュは吹き飛ばされた
月見「アイリーンさん!ジュジュさん!!」
「…やってくれましたね……」
とアイリーンとジュジュは起き上がった
明らかに尋常ではないダメージを受けていた
盛大に壁に激突したのか、後頭部のあたりから血が出ていた
「アイリーン!!ジュジュ!!大丈夫か!?」
とアカシックは彼らのもとに行こうとした
が
「君の相手は私だが??」
とライムは行く手に立ち塞がった
「邪魔だ!!どいてくれ!!!!」
彼は特大な魔力でできた弾を一瞬で作り、ライムに向けて放った
かなりギリギリでライムは弾を避けた
だが
弾が触れた場所は盛大に爆発した後、跡形もなくに消し飛んでしまった
月見達は消し飛んだ場所を呆然と見ていた
それを見たライムは笑い出した
「遂に本性を現したか!!化け物め!!」
月見達を見ながら彼は続けた
「少し長くなるが……アカシックは特異種の中でも異端の精霊だということはお前達も知っているだろう?お前達は知らないかもしれないが……彼は無限のエネルギーをその体に秘めているのだ。普通の精霊は持つ魔力に限度があるが、彼は限度がない。特異種である彼は魔力量が普通の精霊と同じなわけがない!!少なくとも150倍程度だ。お前達の世界でいう核エネルギーに匹敵するのだ……つまり、お前達に彼は扱いきれない。いや、扱いきれる訳がない!!人間との行動などできるはずがないのだ!」
???「それは無いな」
誰かがアカシックの前に音もなく立ち塞がった
ライム「!」
アカシック「!」