テラーノベル
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テストが終わり、図書室に寄った。
今日はあのバカ男はいない、
のんびりと三島由紀夫でも読むかと一息つく。
すると少し寂しさが滲み出てきた。
いつも1人でも何も感じないはずなのに今回ばかりは違うのだ。
「んー…」
もう一度一息つくが今回の一息はあまりいい一息ではない。
どういうわけかと考えるも何も思いつかなかった。
今日はここで下校した。
下校中はのんびりと帰る。
周りの景色を見るのが好きなのだ。
トンボ、スズムシ、バッタ、
虫がわんさかいる。
そして秋風に揺られる草木の音、
どれをとってもうちの吹奏楽部も叶わない。
そんな美しい音色だ。
だが直ぐにそれもぶち壊された。
近くのコンビニからあのバカ男の叫び声がする。
面倒、
急ご。
スタスタスタスタスタスタスタスタスタと早歩きで歩いて行った。
「あー!」
気づいたか、
ますます速度を上げ、逃げた。
後ろから何か悪口のような声が聞こえるが気にしない。
緑山 紫苑
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