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古流斬
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87
チタコロ
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第四章 地獄編
第十八話「認める者」
地獄・閻魔殿。
戦いを終えた古流斬は、閻魔の前に立っていた。
閻魔は静かに古流斬を見つめる。
「古流斬。」
「今回、お前は現世を守った。」
「酒呑童子を討ち、鬼の軍勢も壊滅させた。」
「その功績は非常に大きい。」
古流斬は頭をかく。
「まぁ、やれることをやっただけ。」
閻魔は少し笑う。
「謙遜するな。」
「今回の件で、お前を正式に認めよう。」
古流斬は首を傾げる。
「認める?」
閻魔は頷く。
「ああ。」
「お前が現世へ戻ることを許可する。」
その言葉に古流斬は少し驚く。
「本当か?」
「ただし――。」
閻魔は指を一本立てた。
「条件がある。」
古流斬は苦笑する。
「やっぱりあるよな。」
閻魔は玉座から立ち上がる。
「酒呑童子との戦いで、地獄は大きな被害を受けた。」
「役人も施設も壊滅的だ。」
「今は人手が足りない。」
古流斬は静かに話を聞く。
「だから。」
「五日間だけ、私の補佐をしてもらう。」
「地獄の立て直しを手伝え。」
「それが終われば、お前は自由だ。」
「現世へ戻っても構わない。」
古流斬は少し考えた後、笑って答えた。
「五日か。」
「それくらいなら安いもんだ。」
「分かった。」
「手伝うよ。」
閻魔は満足そうに頷く。
「契約成立だ。」
「五日後、お前は正式に現世へ帰還できる。」
古流斬は大きく伸びをした。
「じゃあまずは仕事だな。」
「地獄の復興、頑張りますか。」
閻魔は珍しく笑みを浮かべた。
「頼りにしているぞ、古流斬。」
こうして英雄・古流斬は、現世へ戻るための最後の条件として、五日間だけ閻魔の補佐役を務めることになった。
――第十九話へ続く。
コメント
1件
よかった…! やっと閻魔に認められたんだね。酒呑童子との戦い、本当に壮絶だったもんね。それでも「やれることをやっただけ」って謙遜するところ、古流斬らしいなって思ったよ。五日間の補佐労働で現世に戻れる条件、重いけど「安いもんだ」って笑って受け入れる姿がかっこよかった。次は地獄の復興か…どんな仕事が待ってるのかな。続きが楽しみ🤍