殴られてもたいして痛くなさそうだが、一切余の体に触れさせなかった。余が一方的に男たちを蹂躙し、歯か骨か全員どこかしら折っておいた。魔力を使うまでもない。身体能力だけで圧倒した。
余がやつらを痛めつけたのはほんの二十分ほどの時間だったが、やつらにとっては気が遠くなるほど長い二十分間だっただろう。
「なんでもしますから、これ以上は勘弁してください」
リーダーの男は歯が数本抜け落ちている。顔もぱんぱんに膨れ上がって、もはや原形をとどめていない。
「余の奴隷となって働くか?」
「それで許していただけるなら」
あっけなく余の手足となる奴隷を五人ゲットした。チーム名はブラックベアーだっけ? 熊にしては弱すぎるが、余の配下になるなら強そうに聞こえた方がいいから、そのままにしておくか。
次は四人の女どもの番。四人とも腰が抜けたように地面に座り込んでいる。恐怖におののいた顔をしているが、もちろん許さない。リーダーの男に耳打ちして奴隷としての最初の仕事内容を伝えた。
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