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ここがどこかよく知らない。水責めするのにいい場所に連れていけとリーダーの男に言ったら、ここに案内された。余を含めて女は五人。バイクも五台。ちょうどいい。余はリーダーのバイクに同乗してここまで来た。
ざぶん――
ロープでぐるぐる巻きにされた四人の女たちが橋から逆さ吊りにされて、次々に頭から川に沈められては溺れる前に引き上げられる。橋の上からロープを操るのはブラックベアーの男たち四人。
最初のうちは、
「許して!」
と口々に泣き叫んでいたが、三十分もするとまったく無抵抗になった。沈められている最中ずっとゲボゲボやってるから誰も死んではいないようだ。
余はリーダーと河川敷にいて、その様子を見ながら優雅にワインを飲み国産牛のステーキに舌鼓を打つ。食事はステーキハウスで調理のアルバイトをしているというリーダーに用意させ、ついでに給仕もさせている。
魔王時代の最高の贅沢は、捕らえた敵が痛めつけられるのを見ながら食事すること。水責めのあとは火責めにするのが定番だったが、四人の女たちはすでに瀕死の状態。火責めは後日の楽しみに取っておこう。
四人の女も余の奴隷となることを承服した。ブラックベアーのリーダーの慎司と女たちの中で一番威張っていた美紅という女をSNSで友達登録した。余が呼び出したら三十分以内に仲間たちとともに余のもとに駆けつけることを約束させて。こんな奴隷をあと十万人は増やすつもりだ。