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#鬱展開
Mist-404
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古流斬
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第1章 第二十一話 最強軍団「ルシフェリア」
クロノス星を後にしたルシフェルは、当てもなく宇宙を漂流していた。
かつての仲間、友人、そして愛した場所……すべてが過去の残滓となり、彼女の心には冷たい怒りだけが広がっていた。
たどり着いたのは、度重なる星間戦争で荒廃し、法の及ばぬ無法地帯と化した「辺境の荒野の星」だった。
そこでは、力こそが正義であり、たくさんの星で蔑まれ、捨てられた者たちが、飢えと暴力の中で無意味に死を待っていた。
ルシフェルがその星に降り立った瞬間、一帯を支配していた武装勢力が、彼女の持つ異質な力に目をつけ、取り囲んだ。
「見慣れぬ女だな。その翼と角……どうやら珍しい代物だ。売り払えばいい金になるぞ」
粗野な男たちが哄笑を上げ、銃口を向けた。
ルシフェルは、かつてのように弁解もしない。悲しむこともしない。ただ、冷徹な瞳で彼らを見下ろした。
「……私の前に跪くか、あるいは塵となるか。選びなさい」
「ふざけんなッ!」
男たちが一斉に引き金を引く。
だが、ルシフェルが翼をひと振りすると、弾丸は空中で静止し、黒い粒子となって霧散した。
それだけではない。
彼女が放った圧倒的な魔力波が、勢力の拠点である要塞を根こそぎ粉砕した。
絶叫が上がる。
恐怖が支配する。
数分後、そこには生き残った者たちが震えながらルシフェルを称えている。
力。
それこそが、この腐りきった宇宙で唯一、言葉よりも雄弁に真実を語るものだった。
その夜。
かつて虐げられていた者たちが、ルシフェルの前にひれ伏した。
彼らは彼女に「救い」と「復讐」を重ね合わせた。
「私を崇める必要はない。ただ、この絶望に満ちた宇宙を書き換えるための『剣』になれ」
ルシフェルが天に手をかざすと、宇宙の闇が渦を巻き、彼女の背後に禍々しい軍旗が浮かび上がった。
それは、かつての時の使者としての誇りを捨て、新たな秩序を築く者たちの証。
「今、この時をもって、我らが組織の名を『ルシフェリア』とする!」
地響きのような歓声が荒野を包んだ。
ルシフェルの翼が夜空を覆い尽くす。
クロノス星で失った彼女の心は、今や宇宙を飲み込む暗黒の支配者へと変貌を遂げた。
彼女の復讐の、そして新たなる伝説の幕が、ここに正式に上がったのである。
コメント
1件
いやあ、ルシフェルがついに「ルシフェリア」を旗揚げしましたね…! かつての優しい姿が嘘のように、冷徹なカリスマへと変貌していく過程が凄まじかったです。「跪くか塵になるか」の台詞、ゾクゾクしました。弱者を纏め上げるカリスマ性、伏線を感じる終盤の禍々しい軍旗…ここからどういう勢力に育っていくのか、すごく気になります!