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術式は『風林火山』の四属性が基本となっており、火は林に強く、林は風に強く、風は山に強く、山は火に強い という形になっている。
覚えやすいのは『風吹いて山が崩れ、土砂により火は鎮火され、木々の根強さに風は諦める』
基本的に妖が使う術式を『妖術』といい、人が使う場合は変わらず『術式』と言う。
妖は術式を使う時は生命エネルギーを消費する前に『妖気』というものから消費するのだが、基本的にこの妖気を所持しているものは妖狐などの妖術を得意とするもの達で、さらにその中でも才ある者しか持ちえない特殊な力である。
妖気とは、生命エネルギーとも近しいが、わかりやすく言えばその者から溢れ出たオーラを使うという形になっている。容量オーバーした生命エネルギーを無駄にせぬよう使っているとも言える。
また、人も妖も得意属性があるが基本四属性全て使えることには使える。その際、得意属性の反対にある属性が苦手属性にあたる。
例えば、風の反対側にいるのは火になるので火属性の術式による身体にかかる負荷は理論上風属性の二倍にあたる。
他にはこの四属性から派生した属性も存在する。しかし、あくまで『派生』なので元となる属性の弱点属性は変わることは無い。山属性から派生した土属性と言えど風属性の前ではそれほど効力はない。
四属性以外の属性も存在しそれは2パターンに分かれることが多い。1つは先程話した通り元となる属性から派生する属性。もう一つは術者の特性がそのまま新たな属性となるパターン。
後者のいい例は雪女の華関で、彼女は雪女ということで元々氷を扱う事に長けておりそれが術式という形でも活用可能となったということ。
ちなみに、無属性はどの属性も弱点にならないが弱点をつくことも出来ないどっちつかずな属性である
この無属性は他四属性と比べ、攻撃的な術式はあまり見られないが代わりに補助的なものが多くある。その例で、物を遠隔操作することが可能になる『操夢』は単体でも強いが他の属性と組み合わせると真価を発揮する。
作中で行った火球との合わせ技はいわゆるファンネルなどに該当する。また、妖狐の生みだした術式変化は物にも人にも化けることが可能になっており、これを活用した部隊が存在するとか……
変化自体は攻撃性能もなければ補助のような効果を持ち合わせてる訳では無いが、『人にも化けることが可能』という点が強く、相手陣営の中枢を担う人物に化けて、場をかき乱すことが出来れば内部から壊すことも可能という、どの術式の中でも決まると最悪の結果を残せる恐ろしい術式でもある。