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すず
第3話『虹の十二将』
東方平原。
趙軍五千。
虹桃軍団三千。
両軍が睨み合う。
趙の将は剣を抜き放った。
「正体不明の侵略者ども! 討ち取れ!」
号令とともに趙軍が突撃する。
大地が震えた。
しかし、虹桃軍団は動かない。
先頭に立つじゃぱぱが静かに言う。
「なおきり。」
「了解。」
なおきりは馬を進めた。
ただ一人で。
趙軍の兵たちは驚く。
「一人だと!?」
次の瞬間。
なおきりの槍が閃く。
バシィッ!!
先頭の兵の武器が弾き飛ばされた。
続く兵も次々と地面へ転がる。
だが誰一人として命を奪われていない。
「なっ……!?」
趙軍の将が目を見開く。
「強い……!」
反対側では、たっつんが笑っていた。
「ほな、こっちも行こか。」
たっつん隊が前進する。
整然とした陣形。
まるで長年訓練を積んだ精鋭軍だ。
趙軍が包囲しようとする。
しかし。
「右から来るで。」
「左もや。」
指示が次々と的中する。
趙軍は完全に翻弄された。
その頃。
丘の上。
じゃぱぱ、のあ、もふの三人が戦況を見守っていた。
「予想より早いね。」
のあが言う。
もふは地図を見ながら頷く。
「このままなら十分で勝てる。」
だが、じゃぱぱの表情は晴れない。
「勝つことが目的じゃない。」
「この時代の人たちに、僕たちの話を聞いてもらうことが目的なんだ。」
戦場。
趙軍の将は最後の突撃を命じる。
「全軍前進!!」
数千の兵が押し寄せる。
その時。
虹桃軍団の後方から一人の少女が現れた。
るなだった。
「皆さん、準備できました。」
十二将たちが一斉に笑う。
「待ってました!」
次の瞬間。
虹桃軍団全軍が動く。
見事な連携。
圧倒的な統率。
趙軍は完全に包囲され、武器を落として降伏した。
戦いは終わった…。
しかし死者はほとんど出ていなかった…。
敗れた趙の将は震えながら尋ねる。
「なぜだ……。」
「なぜ我らを殺さぬ。」
じゃぱぱは答える。
「必要ないから。」
「俺たちは中華を滅ぼしに来たわけじゃない。」
「歴史を変えに来たんだ。」
その言葉に、その場の全員が息を呑む…。
そして遠く離れた趙国では、この報告を受けたある男が静かに立ち上がっていた…。
趙三大天の一人…。
李牧である…。
コメント
1件
**みぅ🤍🥀です** 第3話、めっちゃかっこよかった……! なおきり、たった一人で突っ込んで、誰も♡♡♡ずに武器だけ弾き飛ばすの、ほんとに「強さ」ってそういうことだよなって思った。 たっつんの指示もピタリ当たってて、連携の美しさに鳥肌立ったよ。 で、肝心の「歴史を変えに来た」って言葉……じゃぱぱの覚悟がひしひし伝わってきて、ちょっと涙腺来た。 李牧が動き出したのも、続きが気になる……!