テラーノベル
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あっという間に——夕方。
🩷「ねえねえ」
くるっと振り返る佐久間。
🩷「みんな、よかったらお風呂入ってってよ!」
💚「え!?いいの?」
💛「……悪いな」
💚「じゃあさ」
少し考えてから、
💚「佐久間、先に入っておいで」
🩷「うん!」
元気よく返事をする…が。
🩷「……」
足が、止まる。
💛「……どうした?」
🩷「なんかさ」
少しだけ、声が小さくなる。
🩷「いつもは、あんなにお風呂好きなのに」
🩷「今日は……ちょっと」
🩷「怖い」
💛💚(……猫だ)
本能的な反応。
水への違和感。
ふたりはすぐに理解する。
💛「……じゃあ」
さりげなく一歩近づく。
💛「一緒に入るか?」
💚「はああ!?」
即座に声を荒げる。
💚「なに言ってんの!?」
💚「佐久間」
💚「俺が優しく洗ってあげるよ」
💛「は?」
空気が、一瞬で変わる。
🩷「にゃはは!」
そんな2人を見て、無邪気に笑う。
🩷「俺、人気者だな〜!」
💛💚「……」
火花が散る。
🩷「じゃあさ」
にこっと笑って。
🩷「じゃんけんで決めよ!」
その一言で——
完全にスイッチが入る。
💛💚「……」
無言で向き合うふたり。
視線がぶつかる。
一歩も引かない。
🩷「いくよー?」
軽い声とは裏腹に、
その場の空気は張り詰めていた。
💛💚(絶対に負けられない)
🩷「最初はグー─────」
──────────────
浴室——
シャワーをひねった瞬間。
ザァッ、と水音が響く。
🩷「……っ」
びくっ、と肩が跳ねる。
そのまま、小さく震える佐久間。
💛(……あー、だめだ)
💛(かわいすぎる)
💛(神様ありがとう)
——じゃんけんに勝ったのは、岩本だった。
💛「大丈夫か?」
優しく問いかける。
シャワーの温度を細かく調整しながら、
ゆっくりと水をかけていく。
🩷「……うん」
最初は少し強張っていた表情が、
次第にゆるんでいく。
🩷「……きもちぃ」
ほっとしたように、目を細めた。
💛(それにしても……)
ふと、視線が下がる。
💛(しっぽも、完全に本物だな)
💛(……すげえ)
思わず見入ってしまう。
💛(……いや、見るな俺)
💛(あぁ…さっきから目のやり場に困る)
しばらくして。
ふたりは、湯船に身を沈めた。
🩷「はぁ……」
気持ちよさそうに息を吐く。
🩷「ひかるさ」
🩷「手つき、めっちゃ優しくてびっくりした」
🩷「上手だね」
にこにこと笑う。
その無防備な笑顔に——
💛(……あぁしんどい)
理性が、じわじわ削られていく。
気づけば、手が伸びていた。
そっと——
両耳に触れる。
向かい合って、
優しく、ゆっくりと撫でる。
🩷「……んにゃっ」
小さく息が漏れる。
耳がぴく、と反応する。
🩷「それ……やだぁ…」
そのまま、距離が近づく。
水面が揺れる。
そっと肌に触れる指。
🩷「ひかる……」
頬を赤く染めながら、目を逸らす。
🩷「だめ…」
🩷「変な気分になっちゃう……」
💛「……なればいいじゃん」
視線が、ぶつかる。
佐久間の潤んだ瞳。
思わず、息をのむ——
その時。
——ぬるり。
視界の端で、何かが動いた。
🩷「……っ!?!」
💛「……は?」
振り返る。
脱衣所の方
そこに——
💚「なにしてんの、ふたりで」
ぬっと顔を出す、阿部。
💛「……おい」
💛「阿部こそ何してんだよ」
💚「別に?」
涼しい顔で言う。
💚「いかがわしいことしてないか、確認しに来ただけ」
💛「……ったく」
小さく舌打ちする。
💛「もう上がるぞ」
🩷「う、うん……」
どこか落ち着かないまま、立ち上がる。
💛「ほら」
そっと、手を差し出す。
🩷「ありがと……」
その手を取ろうとした瞬間——
つるっ。
🩷「にゃ!!」
足を滑らせる。
反射的に——
ぎゅっ。
💛「……っ」
岩本に、しがみつく形になる。
水音だけが、響く。
🩷「……」
💛「……」
ゆっくりと、顔を上げる佐久間。
🩷「……ごめん」
視線が合う。
💛(……上目遣い、やばい)
💛(やばい、やばい、)
💛「……気をつけろよ」
それだけ言うのが、やっとだった。
つづく。次回⚠センシティブ⚠
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#SnowManBL
コメント
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嫉妬💚と猫🩷と我慢する💛。めっちゃ可愛いんだが??MIさん最高やんけ!!✨️