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愛する人を忘れてしまった。
ただそれだけ、それだけなのに…
「りょーたっ!」
そう呼ぶ声が暗闇に響く。
誰が呼んでいるのか分からないけど、
胸が温かくなるんだ。なんでだろう…
貴方は…だあれ、?
「涼太、もう大丈夫、?」
「あ、翔太、うん。大丈夫、」
心にこれじゃない感を抱きつつ笑う。
あの柔らかく包み込んでくれる優しいオーラのするあの声の持ち主は…
今、どこで何をしているのかな、?
sk 「涼太!おかえりー!」
hk 「おかえり、舘さん、」
ru 「おかえりー!」
mg 「おかえりなさい、舘さん。」
fk 「おかえりぃー わら」
kj 「おかえりー!待ってたで!」
愛する人を忘れてしまった。
ただそれだけ、それだけなのに…
「りょーたっ!」
そう呼ぶ誰かの声を聞きたい。
1回でいい、1回でいいから、
目の前で、本当の耳で聞きたいよ、
dt 「翔太、SnowManって9人なんだよね、?」
nb 「っ、うん。そうだよ、」
きっと、居ない1人のメンバーの
声なんだろう、そう確信していた。
でも、
nb 「あいつは_帰ってこないよ、_」
dt 「へっ、」
希望は一瞬にして消えていく。
dt 「どう、して、?」
nb 「…もう起き上がれないんだよ、」
『涼太っ、!危ないっ、!_』
dt 「っ、!」
nb 「あっ、涼太!」
いつの間にか足が勝手に動いていた
どこに何をしたいのか分からないまま
ガラッ、(開
「_いらっしゃい、涼太、_」
ある病室に入り1番奥
窓際のベットに向かう。
貴方の声を聞いた瞬間今までの靄が
浄化されていくかのような感覚に。
dt 「…お邪魔します、」
貴方に1番近い椅子に座り
顔をじっと見つめる。
「どしたの、涼太。」
涼太と呼ぶ声に心の何かが
割れる音がした。
dt 「っ、(ボロボロ」
名前を呼びたいのに、
抱き締めたいのに、
今にも泣きそうな表情をするのは
どうして、?
ガラッ、(開
nb 「涼太っ、!…阿部っ、」
俺を追いかけて来てくれた翔太は
貴方をそう呼んだ。
ab 「涼太、もう1度…俺を1から知ってくれますか、?」
dt 「っ、はいっ、勿論ですっ、(ポロポロ」
きっともう1度、貴方を好きになる。
そして、もう忘れない様に
記憶の奥底まで貴方で染めるの。
dt 「っ、もう1度、貴方の名前を呼ばせて、?」
ab 「ふふっ、俺はね_」
dt 「りょーへ、_」
また前の様になりはしない
でも少しだけ前の自分に戻ったような、
𝐹𝑖𝑛.