1. 隠し事
※rt 岩本蓮斗
rhりょうへい stしょうた
この3名は
SnowManではありません
ですがsnowmanも出てきます。
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いつもの様に彼と手を繋いで帰宅していた時だった。
hk 「ん、なにこれ、?」
fk 「ん、?は、」
この日俺らは小さく体を震わせる少年に出会った_
rt 「行っています」
少し小さくなった靴を履き、
今日も返事のこない部屋に向かって
小さく話しかける。
イヤホンで音楽を聴きながら
学校まで走る。
教室に入り、空をじっと眺める。
風の音、葉の揺れ、雲の形
何もかもが当たり前なはずなのに
引き込まれていく。
あぁ、生きているんだ。
そう思わせてくる。
st 「れーんとっ!」
rt「うぁっ、しょーたかよ、」
st 「わりーわりー笑」
こいつはしょーた。
ばぶい、以上。
rh 「れんとは自分の世界に
入れすぎるんだよー、笑」
rt 「りょーへーおはよー」
rh 「おはよー」
こっちはりょーへー。
頭がいい、以上。
st 「俺だけ態度がちがない?」
rt 「そんな事ないよー」
rh 「あははっ、笑」
こんな感じの日常がいつまでも
続く事を願い続ける。
_でも、本当の日常はここから始まる。
カメ「お疲れ様ですー。
早速始めますねー。」
rt 『うるさいっ、』
女 『…っ、(ポロポロ』
俺は俳優業に呑み込まれている。
この作品は、俺にとっての
過去最高作品。
今までは登場シーンの少ない役柄を演じる事が多くあった。
そんな経験を活かし
捨てられないよう生き延びる
耳の聞こえない役柄の為に
貯めてきたお小遣いで
手話の本を買った。
家に帰っても部屋に籠ってばかりで
家族との会話が減っていく。
っとは言っても、本当の家族じゃない。
俺は元々捨て子。
そんな俺を育ててくれて、
本当の家族のように接してくれた。
…まだ父さんとも、母さんとも、
呼べない事は永遠の悩み。
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