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【猿山視点】
「この資料を見た上でこれからどうするかが問題じゃな…」
「俺は流血依存性は無痛覚症があるからいいとして…忘却病は誰かと居ればいいし医療技術もあるから動けない、話せない、意識がないの3フルコンボだどん状態の1424は面倒見れるはずなのだ!」
『俺は夜になるといちばん厄介だけど教師で子供の面倒は慣れてるから4274-3は面倒見れるよ。なんなら特別授業でもしとく?』
「この2人の実験体は人との交流も恐らく最低限だからお願いしてもいいのか?ぜひとも頼むのさ!」
「私はこの子娘といるよ。面倒事には巻き込むな。それは白澤だけで手一杯だ」
「『喋ったァァァ!?!?』」
『すげぇぇぇぇええ!!!妖怪って喋んの!?』
「これは…ロマンの塊なのだ!!!凄いのだ!凄すぎなのさ!!」
「私の名は資料にあっただろう?白澤は友だなアイツは、中国に伝わる想像上の神獣で、魔除けや厄除けとして信仰される。面倒くさがりで酒と女癖の悪いやつだ。私は中国の猫妖怪、金華猫。」
「チャイナの妖怪とは…これはロマン満載!男の好奇心をくすぐるためなのか!?最高なのさ!!」
「それでは、委員会の時間になれば各委員会の活動には移れそうかのぅ?」
「子娘は息をしているだけで奇跡のようなものだ。やめておけ」
「恐らく4274-3も不安定だから難しいと思うの!かくいう俺も無理なの!」
『保健室とかがトラウマなら近づけない方がいいのでは?俺は唯一の一般教師だから火薬なんて無理です』
「ならば!特別学級として授業をしてもらうのじゃ!!」
「「「「「学園長!!!!」」」」」
「ええい!もう決めたことじゃ!!」
【猿山視点 】
『ということで、みんな〜?授業やってみよ〜』
「「おー」」
『じゃあまずは道徳からね。大人だろうが子供だろうがこの世界にはあってもなくても困らないものってなーに?』
「お年玉なのだ!」
「食事であろう」
「ねむること…?」
『うんうん、ここまでみーんな正解だよ〜?もっと考えてみよう!』
「希望だ」
「夢なのさ!」
「じんせい」
『……せーかいだよ。さて、みんな回答してくれてありがとう。よい子のみんなは知らないかもしれないけど、大人になるとね、明日が来るのが憂鬱で嫌になるんだよ。朝がくるのが辛くて辛くて、どんどん目が死んで結局希望も夢も人生ですら見失うんだよ。持てるものは今のうちに持って成長する時に捨てることで現実を理解させて世界は回ってるんじゃないのかな〜?って俺は思うよ!』
「猿山先生は、人権についてどう思うのだ?」
『ん〜?人権はね。何回か授業でやったことを踏まえるとやっぱり……人は理不尽の上で成り立ってる生物だから同族嫌悪が何年経っても続くとかね。子供が大人になっても難しい言葉で説得させようとする自己中頑固な生き物は逆に生物の生態系において珍しいな〜って感心したよ。
やっぱり人権学習は差別自体が国にとって不利益だから子供のうちに教育することで国に利益をもたらす為にやってると思うよ?大人の考えが学習という名で教えられてるんだろうね。学習、教育なんて聞こえはいいけどただの国への利益の為の器の小さい大人の努力の知識って俺はすっごく思うかな』
「せんせーかしこい!」
『これでも腐った大人によって人生というレールを敷かれて生きた31歳の大人だからね。社会全体に教えられてるのなら、こういうのは教わって損は無いんじゃないのかな〜って思うよ。』
「お前の授業はこやつらの生き方的に共感できるのだろうな」
『え”っ?!先生照れちゃう』
「せんせーはずかしい?」
『うん、とっても恥ずかしいかな』
「はずかしい、いたいの?」
『どうしてそう思うの?』
「こえいっかい、かすれてた。いたいのおもうひとは、がまんしてこえかすれる」
『大丈夫だよ。先生の場合は言葉による心のダメージだから。照れ隠しだから多分』
「わかった!」
コンコンとノックの音が聞こえた
『どーぞ〜?』
入ってきたのは6年生の中在家長次くん?と善法寺伊作くん?と食満留三郎くん?だっけな??
『どしたのもしかして授業終了?』
「モソ……」
『まって、今すぐ解読するからちょっと待ってね。俺人柱になって何年経ったか知らないけど最近モスキート音が聞こえづらくなってる気がしてるけど中在家長次くんの声すら聞き取れなくなったら本格的に自分自身に言い訳できなくなる』
「言い訳ってなんのですか?」
『老化』
「あぁ……」
「ちょっと、猿山先生に失礼だよ。確かに加齢に伴って聴力は低下するけど」
『優しさと事実が時に人を傷つけることもあるんだよ。善法寺伊作くん。で?どうしたの??』
「そろそろお昼の時間ですので呼びに来ました」
『ありがとね。よーし、みんな。授業開始直後に聞いた質問に対する回答、今回言ったやつ以外を期待してるね。授業終わり!お昼だって』
「はぁい!」
「猿山先生、1424を抱っこして持ってって欲しいのだ。4274-3は俺が手を繋いで連れていくから頼むのです!」
『はいはい。そういう事だからね?1424、ちょっと失礼するよ。』
「お前、私のことを肩に乗せろ」
『はいはい、いいですよ。お姫様抱っこしちゃうね〜?』