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、、、風夜さん。ナイトメアを潰しません?あ、待ってベル!!止めようとしないで!?アイスドラゴン出さないで!?ああ〜!!
「……本当に夢だったのかよ……」
風夜はベッドから起き上がる。
「てかあれからどうやって帰ったんだ?」
朧げに残る記憶を探ると謎の男性について行ってから研究所らしき所に着くと何かカードキーらしきものとメモを渡された後気がつくと見知った公園に居たのだ。そのまま帰って寝たと言った所だろう。
「記憶にねぇけどそうなんだろうな」
ボッサボサの髪を梳きながら自己完結する。ふとポケットを探れば謎の蒼く光る半透明のカードキーと読めない文字が書かれたメモが入っていた。昨日貰った物だ。
(カードキーは持ち歩くとしてこのメモ……ブラックあたりなら解読できるか……?)
スクールメンバーの誰かなら解読出来るだろうと思いポケットに突っ込んだ。
「やっべ遅れる!行ってきます!」
ガチャン!
「ふふ……昨日の幻術は効きましたか……?」
その言葉に気付くことなく風夜は学校に走って行った。
「おはよう!すまなーい!」
いつもの如くドアを壊しながら入ってきたすまない先生に
「おいぃぃぃ!?なんでまた壊してんすか!?直すの俺なんですからね!?」
とツッコミを入れるミスター銀さん。いつも通りの光景にふっと笑いながら聞き流す。最初はこのやりとりに驚いてたなぁなんてしみじみ感じながら眺める。その瞬間ふと自分だけ取り残されるような感覚に陥った。
(なんだ急に……みんなが僕を置いていくはずないのに……)
談笑するみんなを見てまたひとつ。
(”置いていくはずないのに”……!?なんで僕はそう考えたんだ……?)
その時少し様子がおかしい事に気がついたブラックが違和感に気付いた。風夜の左目だけ瞳孔が消失し紫色に変色していたのだ。
(風夜はオッドアイだったでしょうか……?)
ブラックは微かな疑問を感じつつもそのままにしておいた。少ししてから見直すといつもの赤に戻っていた。
(見間違いでしょうか……?)
他に可能性が思いつかないのでそう考えて自己完結しておいた。
「ブラック、このメモ解読できる?」
昼休み入って早々風夜はブラックに例のメモを見せる。
「これは……何語でしょうか?少々お待ちを」
数分後。
「これはおそらく蛇一族が使っている言語と思われます。解読しますので少し貸して頂いてもよろしいですか?」
「うん」
風夜はメモを手渡しブラックが解読する様子を眺めていた。
「風夜、これはどこで誰に貰ったのですか?」
ブラックがそう問うが白髪の男もあの研究所らしきところも知らない。
「誰だっけ?えっと……知らない所で知らない人に貰った」
「知らない人に着いて行かないって習いませんでした?」
ブラックの呆れたような言葉にもキョトンとするしか無かった。
「なにそれ」
ブラックは一般常識とも言える不審者に着いて行かないというのも知らない風夜に呆れたようにため息を吐き解読を進めた。
「解読出来ました。『気が向けばまた来るがいい。その前に私から招待させて頂くかもしれないがな』だそうです。何者ですか?」
「さあ?あいつ名も名乗らず僕を拉致ったと思えばこれだけ渡して元の場所に放り出しやがって……次会ったら絶対殴ってやる」
ふと視界の端に白い影が映った気がしたが、辺りを見回しても誰も居ない。
(気のせいか?)
しかし付き纏われているような不快感は何故か拭えなかった。