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セカイノハジマリ 第2話
「まさか、エンドがやられるなんてな」
エイミーが半笑いでそう一言こぼす。私はアメール。赤のアルカラム一族の次女で殺し屋をしています。
「ほんとほんと!びっくりしたのよ!お母さんから聞いてさ!」
「俺、そんとき居なかったんだけどリックが立ち会わせたみたいで、グレイスとアルカラムの長?に伝えてくれたらしいんだ」
「ほへぇ〜」
今、私はエイミーとお茶会中。
「エンドも使い物にならなくてあのエンドをも恐れる強さのレイニーも使い物にならないなんていよいよ心配だな。」
「ま、まあ!ヴァイスがいるしさ、?」
「言っとくけど”俺ら”はそんなに強くないぜ?!」
「人並みには強いから期待してまーす♡」
「いやぁ…」
その時。
『楽しそうに話してるんじゃないわよ。緊急事態よ。チョコの発売が止まらずもう何万人もの犠牲者を出してしまっている。殺し屋の所為もうたがわれてきてニュースに有名な殺し屋が片っ端から晒されてるわ!」
「「てことは…アペルピシアもアルカラムも?!」」
「ハモんな!」
「こっちの台詞だ!」
『喧嘩してないで。今すぐアルカラムの本拠地にきなさい。』
「「把握!」」
「ふう、まだエイミーには負けないわね。」
「クッソ〜!!後ちょっとで勝てたのに〜!!」
「まだまだ餓鬼ってことだ。」
「なんだと、アメール…ってリック?!いたのか?!」
「いるに決まってんだろ」
「皆さん、お集まりして頂けましたね?」
突然にヴァイスの声が響く。後ろから静かなる気配。
「ヴァイス。」
「今回はみなさんも知っている、チョコレート工場についてです。遂には私たち裏で暗躍するべき殺し屋がニュースにまで載りました。ここまで来ると、仕事に支障も出るでしょう。なので皆さんで力を合わせて犯人を捕まえましょう!」
「「はい!」」
「ねねね!具体的にどこでどんなことが起きてるんだにゃ?」
「ガーナ、知らないのかい?ネットニュースでも話題なのに。」
「えぇ?!そうなんだにゃぁ…」
「簡単に言いますと、とあるチョコレート工場で作られたチョコレートを食べた人が何人も亡くなったり、倒れたりしています。以前”勝手に”アメールさんがアペルピシアに協力に行った際に出会ったレイニーさんも、エンドも倒れてしまっている現状。かなりマズイです。」
「えぇ?!あのエンド吹き飛ばしてた人も倒れちゃったの?!」
「あの強い奴な〜!あいつチョコ好きとか言ってたもんな!」
エイミーが軽口をたたく。
『結構やばい状態だから皆協力することが大切よ!分かったわね?!』
「「「はい!」」」