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つっづきー!
すーたーとー!!!!
翔太は「死にたい」と思うようになったわけじゃない。
ただ――
“消えたら楽なのかな”
そう考えるようになった。
小学2年生。
その頃には、兄たちの生活はもっと忙しくなっていた。
辰哉は進学とバイト。
照や大介たちも部活や勉強。
亮平は体調を崩すことが増え、病院へ行く回数も多かった。
家は毎日慌ただしい。
翔太は静かな子だった。
だから、余計に気づかれなかった。
「……けほっ」
咳をしても、
誰も振り向かない。
熱があっても、
「今日は早く寝ろよ」
それだけ。
学校で嫌なことがあっても、
話す相手はいなかった。
最初は、兄たちの後ろをついて歩いていた。
「兄ちゃん」
そう呼べば、
振り向いてくれると思っていた。
でも。
「あとでな」
「今忙しい」
それが増えていくうちに、
翔太は呼ぶことをやめた。
そして、ある日。
小学2年生の冬。
学校で熱を出した翔太は、
保健室で迎えを待っていた。
先生が何度も家に連絡をしてくれていたけれど、
誰もすぐには来られなかった。
亮平が発作を起こしていたから。
夕方。
やっと迎えに来た照は、
疲れ切った顔をしていた。
「悪い、亮平の病院行ってた」
翔太は小さく頷いた。
「……うん」
それだけ。
本当は寂しかった。
怖かった。
苦しかった。
でも、言わなかった。
その日の夜。
熱でぼんやりしながら、
翔太は天井を見つめていた。
隣の部屋では、
兄たちが亮平を心配する声が聞こえる。
「呼吸落ち着いた?」
「薬飲めるか?」
優しい声。
翔太は静かに布団を握った。
そして、ふと思った。
――もし俺がいなくなっても。
――誰も困らないのかな。
その考えは、
小さな心に静かに根を張った。
もちろん、
翔太は本当に何かをしようとしたわけじゃない。
まだ幼かった。
ただ、
朝、目が覚めなければいいのに。
とか。
消えるみたいにいなくなれたら。
とか。
そんなことを考えるようになった。
でも、
誰にも言えなかった。
言ったら困らせる。
迷惑になる。
そう思っていたから。
だから翔太は、
どんどん感情を閉じ込めていった。
嬉しいも、
悲しいも、
寂しいも。
全部隠した。
気づけば、
笑い方もわからなくなっていた。
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kaede🍁
コメント
8件

誰か早く気付いて笑顔取り戻して欲しい 続き待ってます。
