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雪月❄️
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なんか、暗い感じですみません!
すたーと!
冬の夜だった。
深澤家が静まり返った頃。
翔太は静かに目を開けた。
時計は深夜2時を過ぎている。
「……けほっ」
小さく咳をして、
布団からそっと抜け出した。
誰も起きないように、
音を立てないように。
慣れていた。
気配を消すことに。
机に向かう。
小さな手で、
何度も消しゴムを使いながら、
一生懸命文字を書く。
まだ幼い、
少し丸い文字。
『ぼくのことを、
すてないでくれてありがとう。
おにいちゃんたちがだいすき。
しょうた。』
書き終えると、
翔太はそれを机の上に置いた。
少しだけ考えてから、
兄たち全員の名前を小さく書き足す。
そして。
翔太は静かに家を出た。
誰にも気づかれないまま。
その日から、
深澤家の日常は変わらなかった。
亮平の体調。
学校。
家事。
バイト。
毎日が慌ただしく過ぎていく。
「翔太もう寝たのか?」
「最近静かだしな」
そんな会話はあった。
でも。
誰も部屋をしっかり見なかった。
翔太は昔から静かな子だったから。
ひとりでいるのが普通だと思っていたから。
そして――1週間後。
夜10時。
突然、家の電話が鳴った。
辰哉が出る。
「……はい、深澤です」
その瞬間。
表情が凍った。
「……え?」
兄たちが一斉に振り向く。
辰哉の手が震えていた。
「……翔太……?」
空気が止まる。
『現在、緊急手術中です』
『発見された時、かなり危険な状態で——』
電話の内容を聞いた瞬間、
照が立ち上がった。
「待って……翔太って……」
蓮の顔色が真っ青になる。
「なんで病院……?」
その時だった。
亮平が小さく呟く。
「……翔太、最近見てない」
全員が固まった。
“最近”。
それがいつからなのか、
誰もすぐに答えられなかった。
辰哉が慌てて翔太の部屋へ走る。
暗い部屋。
静かすぎる空間。
布団は冷たい。
そして机の上に、
一枚の紙。
辰哉の手が震えながら、
それを持ち上げる。
『ぼくのことを、
すてないでくれてありがとう。
おにいちゃんたちがだいすき。』
幼い文字。
震えた跡。
その瞬間。
辰哉の目から涙が落ちた。
「……っ、なんで……」
照が壁に手をつく。
大介は言葉を失い、
康二は涙をこぼし始める。
亮平はその手紙を見た瞬間、
その場に崩れ落ちた。
「……違う……」
震える声。
「捨ててなんかない……」
でも。
翔太には、
そう思わせてしまった。
1週間。
誰も、
翔太がいなくなったことに気づかなかった。
その事実が、
兄たちの心を深く抉っていた。
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初コメント失礼します! 1話から見てきましたが、しょっぴーの気持ちを考えると泣ける(T ^ T) しょたシナさん、話をどこで切り上げて、読者により、興味を持ってもらうって言うのが上手ですよね 続き、楽しみにしてます