いつからだったか。
対話せずとも彼女がほしいと思うものがわかるようになったのは。
いつからだったか。
物も、言葉も、行動も、彼女が望むだけ差し出してやりたいと思うようになったのは。
いつからだったのか。
そうしてやれる唯一の人間だと自負が過ぎて、彼女の心を見失ってしまったのは。
「さーて、今日はどこに行こっか!」
約束の土曜日、待ち合わせ場所にやって来た瑞希が開口一番に告げた言葉が、沼に取られた足下ばかりを見ていた俺の顔を上げさせた。
見やると、彼女の服装にも表情にも、何故か気合いを感じる。
「どうした今日は……やけに気合い入ってるな?」
「当たり前じゃない」
何を当然なことを、と暗に責められた気がする。
その理由には心当たりがなく、そして、見当がつかなかったことに微かに胸が軋み、俺は曖昧な表情で頷いた。
そんな俺に、 *************
*******************
**********
*****************************
************************
********************
*********
************
コメント
1件