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#異世界転移
花月夜れん
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耀聖(ようせい)
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耀聖(ようせい)
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「採択いただけるなら、ぜひ、フジノさんに託したい所存です。マルヨーは御社の傘下に入れていただける認識で考えてよいのですね?」
「もちろんです。あと、天川社長のアイディアは素晴らしかったですよ。UFOキャッチャーも設置しましょう。売れますよ。うちはライセンス商品も最近提携しているので、そちらも併せて置かせていただくつもりです」
「話が早いですね。では、その方向で宜しくお願い致します」
フジノはいいビジネスパートナーになりそうだ。
「では、ここまでが商談となります。次は雑談になりますが、まだお時間はありますか、社長」
水島の目は真剣そのものだ。雑談と言ってもただの雑談ではなさそうだ。
「僕の方は構いません。マーケットも終わりましたし、予定は空いています」
「ありがとうございます。まどろっこしいのは嫌いなので、単刀直入に聞きます」水島は厳しい顔で僕を責めるように言った。「佑里香さんのことですが、なぜ、結婚していなかったのですか? 本人にも確認したのでしらばっくれるのはやめてくださいね」
「えっ!?」
なんで先生と結婚していなかったことをこの男が知っているんだ!
しかもそれをなんで僕に聞いてくる?
「ど……どうしてあなたに答える必要があるのでしょうか」
ドッドッドッドッ、と大きな音を立てて心臓がうるさく鳴っている。
まさか、佑里香先生を僕から奪う気なのか――
「どうしてって、それは彼女が俺にとって大事な友達だからですよ」
「と……友達ですか……」
「俺は彼女に気があったんですけどね。まあ、相手にされませんでした」
相手にされなかったなんてことを、どうしてわざわざ僕に言うんだろう。
水島の意図がいまひとつわからない。
「天川社長。なぜ、彼女と結婚していなかったのですか? 納得のいく理由を聞かせてください。でないと俺は、彼女を諦められない」
そうか。彼は怒っているんだな。
彼も純粋に佑里香先生を好きな男なんだ。だからいい加減なことをした僕が許せなかった、と。
それでやたら攻撃的だったってことかっ!
ていうか、自分のせいだね。
「この結婚には複雑な事情があったので、彼女の気持ちがちゃんと整うまでは無理な入籍はせずに待っていようと思っていたんです。僕は幼いころから佑里香さん、ただひとりを愛してきました。佑里香さんが許してくれるなら、すぐにでも結婚したいです。彼女を13年間、毎日想ってきましたから」
本音を伝えた。水島はどう思っただろうか。これで納得してくれたらいいけれど。
コメント
1件
あっ、今回の話ヤバかった…!!🔥 水島の「なぜ結婚していなかった」って急な追及、心臓バクバクしたよ。しかも「彼女は俺にとって大事な友達」からの「相手にされなかった」って告白、めちゃくちゃ人間味あってグッときた。主人公の「13年間毎日想ってきた」の告白も熱すぎるし、感情のぶつかり合いが最高だったわ。続きが気になりすぎる!